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ありがとうで送るお葬式®
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お骨上げ(収骨)とは、火葬後に残ったご遺骨を拾い、容器へ納めることです。どなたが拾うか、何を使うか、どの範囲を収めるかは、地域や火葬場、ご家庭によって異なります。分からない所作はその場で覚えようとせず、火葬場の係員の案内に沿えば大丈夫です。
ここでご紹介する全国的な流れは一般的な情報です。葬儀や収骨の慣習は地域やご家庭によって大きく異なり、ある地域で当然とされることが別の地域では異なる場合もあります。新宮市・那智勝浦町・太地町・紀宝町では、全国の説明でよく見かける骨壺を前提にせず、骨箱の中のさらしの袋へ収骨する形があるため、地域の方法を分けて説明します。
お骨上げ・収骨・納骨の違い
似た言葉ですが、行う時期と目的が異なります。まず次の違いを知っておくと、火葬当日と後日の準備を混同しにくくなります。
| 言葉 | 意味 | 確認する相手 |
|---|---|---|
| お骨上げ・収骨 | 火葬後のご遺骨を拾い、容器へ納めること | 火葬場の係員、葬儀社 |
| 納骨 | ご遺骨をお墓や納骨堂へ納めること | 菩提寺、墓地・納骨堂の管理者 |
| 分骨 | ご遺骨の一部を分けて別の場所へ納めること | 火葬場、現在と新しい納骨先の管理者 |
厚生労働省は、墓地や納骨堂の管理者が許可証を受け取った後でなければ、焼骨の埋蔵や収蔵をさせてはならないと説明しています。許可証をどこへ入れて保管するか、分骨の証明書をいつ受け取るかは、火葬場と納骨先の案内を確認してください。
お骨上げは5つの順番で進みます
細かな作法を一律のマナーとして覚えるより、当日の案内を確認する順番を知っておく方が安心です。
- 収骨室へ移動し、係員の説明を聞く
火葬が終わると、係員から移動や立ち位置、箸の扱い、収骨する範囲の説明があります。火葬場によって進め方が異なるため、先に説明を聞きます。 - 参加する方を決める
遺族や親族を中心に行うことが多い一方、故人と親しかった方が加わる場合もあります。必ず全員が拾わなければならないものではなく、悲しみが強い方やお子様へ無理をさせません。 - 係員の案内に沿ってご遺骨を拾う
二人一組で一片のご遺骨を箸で拾う方法や、足元から順に進める方法が案内されることがあります。ただし全国一律の決まりとはせず、その場の案内を優先します。 - 容器と分骨の有無を確認する
骨壺、骨箱の中のさらしの袋、分骨用の小さな容器など、地域と納骨先で必要なものが変わります。遠方のお墓へ納める場合は、火葬前に葬儀社と納骨先へ確認します。 - 許可証と持ち帰り方を確認する
収骨後は、許可証の保管場所、骨箱の包み方、持ち運び方を係員または葬儀社へ確認します。後日の納骨まで紛失しない場所で保管します。
二人一組の箸や「橋渡し」の由来には諸説あります
二人で一つのご遺骨を箸で拾う理由については、「箸」と「あの世への橋渡し」を掛けたという説、日常とは異なる所作をするためという説などがあります。いずれも由来には諸説があり、これだけが正しいと断定できるものではありません。
由来を完全に理解していなくても、故人を大切に見送る気持ちが損なわれることはありません。当日は係員の説明を聞き、ご自身ができる範囲で参加してください。
新宮市周辺では骨箱の中のさらしの袋へ収骨します
新宮市、那智勝浦町、太地町、紀宝町では、いわゆる骨壺ではなく、骨箱の中にさらしで作った袋を入れ、その袋へご遺骨を収める形があります。遺骨が土に還れるようにするためのお寺からの指導による方法です。仏式だけでなく、神式のご家庭でも同様の形が見られます。
ただし、すべての寺院や墓地で同じ方法とは断定できません。遠方のお墓や納骨堂へ納める場合は、骨壺など別の容器が必要になることもあります。火葬前に、葬儀社、菩提寺、納骨先の墓地管理者へ確認してください。詳しくは、新宮市周辺の納骨とさらしの袋で確認先を整理しています。
この地域では、喉仏と呼ばれる部分のご遺骨を小さな分骨用の容器へ収め、遺髪とともに熊野妙法山阿彌陀寺へ「お髪上げ」として納める慣習も長くありました。近年は行うご家庭が減っており、今も必ず行う決まりではありません。分けるかどうかは、火葬前にご家族、菩提寺、葬儀社へ確認します。背景は、熊野のお髪上げと喉仏の分骨をご覧ください。
地域の傾向に合わせることよりも、故人とご家族の意向、菩提寺と納骨先の方法を確かめることが優先されます。
葬儀と火葬の順番も一つではありません
全国向けの記事では、葬儀・告別式の後に出棺し、火葬、収骨へ進む流れがよく紹介されます。一方、この地域では以前、葬儀の日の朝に火葬し、お骨の状態で葬儀を行う骨葬が多く行われていました。現在は葬儀後に火葬する形が増えていますが、朝の火葬を希望される方や、火葬場の状況により火葬を先に行う場合も残っています。
どちらが正しいということではありません。遠方から向かうご家族は、葬儀の開始時刻だけでなく、火葬と収骨をいつ行うかを早めに共有してください。清浄苑は紀南環境衛生施設事務組合が運営する火葬場で、新宮市公式サイトに所在地と設備が掲載されています。
よくある質問
お骨上げは全員がしなければいけませんか?
いいえ。悲しみが強い方や、お子様などへ無理をさせる必要はありません。参加する方や順番は、ご家族の意向と火葬場の案内を確認してください。
新宮市周辺では骨壺を用意しなくてもよいですか?
骨箱の中のさらしの袋へ収骨する形がありますが、すべての寺院や墓地が同じとは限りません。遠方へ運ぶ場合もあるため、購入や準備の前に葬儀社、菩提寺、納骨先へ確認してください。
親族以外もお骨上げに参加できますか?
故人と特に親しかった方が、ご家族の意向で参加することはあります。人数や収骨室への入室は火葬場の運用にもよるため、当日突然申し出ず、事前にご家族と葬儀社へ確認してください。
なぜ二人で箸を使うのですか?
「箸」と「あの世への橋渡し」を掛けたという説などがありますが、由来には諸説があります。一つの説を全国共通の決まりとせず、当日の案内に沿ってください。
まとめ
お骨上げ(収骨)は、火葬後にご遺骨を拾い、容器へ納めることです。参加する方、拾い方、収骨する範囲、容器は全国一律ではありません。新宮市周辺では、骨箱の中のさらしの袋へ収骨する形があるため、骨壺を前提とする全国向けの説明をそのまま当てはめず、葬儀社、菩提寺、納骨先へ確認します。
葬儀というのは、地域の慣習やご家庭の伝統が現在も色濃く残ることがあります。収骨方法や火葬の順番に迷うときは、分からないまま当日を迎えず、中本葬祭へお問い合わせください。ご家族の希望を優先しながら、火葬前に確認することを整理する事前相談も承っています。
確認した一次情報
- 厚生労働省「墓地、埋葬等に関する法律の概要」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000130181.html - e-Gov法令検索「墓地、埋葬等に関する法律施行規則」
https://laws.e-gov.go.jp/law/323M40000100024/20260401_506M60000100150 - 新宮市「火葬」
https://www.city.shingu.lg.jp/info/208
確認日:2026年10月26日
この記事の著者:(株)中本葬祭/施工部 山下 浩司
新宮市・那智勝浦町・太地町・紀宝町の葬儀相談
中本葬祭は、新宮市、那智勝浦町、太地町、紀宝町で6つの葬儀会場を運営し、ご家族の状況に合わせた葬儀をご案内しています。お急ぎの場合は、24時間つながるフリーダイヤルへご連絡ください。
この記事の監修
中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター
平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。
