中本葬祭ブログ

供花・供物のお礼状の書き方|相手別の例文と送るタイミング

供花と供物へのお礼状を準備する白い花と無地の便箋と封筒のイメージ画像

葬儀で供花や供物をいただいたときは、まず受け取ったことと感謝を相手へ伝えます。お礼状は、弔電へのお礼と同じ文章を機械的に使うのではなく、いただいたもの、差出人、返礼辞退の有無に合わせて書くと伝わりやすくなります。

ここでご紹介するのは全国向けの一般的な考え方です。供花・供物への返礼は、地域、宗教・宗派、ご家庭、相手との関係で異なります。返礼品を用意するか迷う場合は、手配を進める前に葬儀社へ確認してください。

結論|お礼状は感謝と受領の報告を早めに伝えます

供花・供物のお礼状には、長い説明よりも、次の4点を簡潔に入れれば十分です。

  1. 供花または供物をいただいたことへの感謝
  2. 確かに受け取り、お供えしたことの報告
  3. 葬儀を終えたことの報告
  4. 書面やメールでのお礼となることへの結び

供花と弔電を一緒にいただいた場合は、どちらにも触れます。香典も受け取った場合は、香典返しと供花・供物への返礼を一律に決めず、受け取った内容と相手の意向を分けて確認します。

送る時期は、葬儀後に落ち着き次第で構いません

お礼状は、葬儀後にご家族が落ち着き次第、あまり間を空けずに送ります。すぐに正式な書面を用意できない場合は、電話やメールで受領と感謝を先に伝え、必要に応じて後から書面を送る方法もあります。

返礼品を添える場合は、宗教・宗派や地域の考え方、香典の有無、相手が返礼を辞退しているかによって時期が異なります。「四十九日後」と一律に決めず、葬儀社や菩提寺へ確認してください。

相手に合わせて宛名と伝え方を変えます

差出人の名義によって、宛名とお礼の伝え方は変わります。次の表は判断の目安です。

受け取った名義宛名の目安確認すること
個人差出人本人返礼辞退の申し出、香典や弔電の有無
会社・団体会社名・団体名と代表者または担当部署会社の制度による供花か、有志からの供花か
部署・有志一同部署名・一同名義、必要に応じて代表者個別にお礼を伝える必要があるか
複数名の連名記載された全員、または代表者代表者から皆様へ伝えていただけるか

会社名義の供花でも、会社の制度で贈られた場合と、同僚の方々が有志で贈られた場合ではお礼の届け先が異なります。名札や注文票を保管し、誰から何を受け取ったかを一覧にしておくと確認しやすくなります。

供花・供物のお礼状の例文

宗教・宗派を限定しない、簡潔な文章例です。故人との続柄、相手との関係、いただいたものに合わせて調整してください。

個人から供花をいただいた場合

このたびは 亡父〇〇の葬儀に際し ご丁寧な供花をお贈りいただき 誠にありがとうございました
お心遣いをありがたく受け取り お供えさせていただきました
おかげさまで葬儀を終えることができました
略儀ながら書中をもちまして 心より御礼申し上げます

会社・団体から供物をいただいた場合

このたびは 亡母〇〇の葬儀に際し ご丁寧な供物を賜り 誠にありがとうございました
皆様のお心遣いに 家族一同深く感謝しております
おかげさまで葬儀を滞りなく終えることができました
本来は直接申し上げるところ 書中をもちまして御礼申し上げます

供花と弔電を一緒にいただいた場合

このたびは 亡祖母〇〇の葬儀に際し 供花ならびにご丁寧な弔電を賜り 誠にありがとうございました
温かいお言葉とお心遣いを 家族一同ありがたく受け取りました
生前のご厚情に感謝申し上げますとともに 心より御礼申し上げます

句読点を使わない慣習はありますが、現代の文章で一律に禁止されているわけではありません。相手との関係と読みやすさを優先し、定型文をそのまま使うより、ご自身の言葉を一文添えると気持ちが伝わります。

返礼品は、お礼状とは分けて判断します

お礼状を送ることと、品物で返礼することは別の判断です。供花や供物だけをいただいた場合、香典も一緒にいただいた場合、返礼辞退の申し出がある場合では対応が異なります。

相手が返礼を辞退しているときは、無理に品物を送らず、お礼状や電話で感謝を伝える方法があります。香典も受け取った場合は、満中陰志や返礼の考え方も確認し、重複した返礼にならないよう整理してください。

これから供花を辞退する案内を出す場合は、家族葬で供花を辞退する際の伝え方が参考になります。弔電だけへのお礼は、弔電のお礼状の例文と送る時期で整理しています。

よくある質問

供花のお礼はメールでも失礼になりませんか

普段からメールで連絡している親しい相手には、メールで早めに感謝を伝える方法もあります。目上の方、会社・団体、改まった関係では書面が丁寧です。迷う場合は、先に電話やメールで受領を伝え、後から書面を送ります。

会社から届いた供花は誰宛てにお礼を送りますか

会社名義であれば会社名と代表者または担当部署、有志一同であれば部署名や代表者を宛名の目安にします。会社の制度による供花か、有志からの供花か分からない場合は、手配の窓口へ確認してください。

供花と弔電を一緒にいただいた場合、お礼状は2通必要ですか

1通のお礼状で、供花と弔電の両方に触れて感謝を伝えられます。ただし、香典や返礼品が関係する場合は、受け取った内容を記録し、返礼の扱いを別に確認してください。

お礼状が遅くなった場合は送らない方がよいですか

遅くなっても、送らないままにせず、感謝と遅れたお詫びを簡潔に添えて伝えます。ご家族が落ち着いてから、ご無理のない形で整えてください。

いただいたものと相手の意向を分けて確認します

供花・供物のお礼状は、受け取ったことと感謝を伝えるためのものです。誰から何をいただいたか、返礼辞退の有無、香典や弔電も一緒だったかを整理すると、宛名と文章を決めやすくなります。

返礼品の有無や地域の慣習まで含めて迷う場合は、中本葬祭の資料請求・お問い合わせから事前相談をご利用ください。受け取った名札や記録を確認しながら、ご家庭に合う伝え方を一緒に整理します。

確認日・関連情報

確認日:2026年10月6日

この記事の監修

中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター

平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。

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