中本葬祭ブログ

家族葬を後から知ったときの香典|弔意の伝え方

家族葬を後から知ったときの香典|弔意の伝え方の内容を表したイメージ画像

人づてに、あるいは届いた喪中はがきで、お世話になった方が亡くなっていたと知る。葬儀はもう家族葬で済んでいた。香典を送ったほうがいいのか、ご自宅へ伺うべきか、それとも何もしないほうがいいのか。そんなときにどう動けばよいかを、この記事で順に書いていきます。

最初にすることは一つです。香典を用意する前に、ご遺族がどう考えておられるかを確かめる。香典も弔問も、決めるのはそのあとです。

以下は全国向けの一般的な目安です。地域の習わしや家ごとの考えで答えは変わるので、ご遺族からの案内があれば、それをいちばんの手がかりにしてください。

家族葬を後から知るのは、珍しいことではありません

家族葬は、ご家族とごく近い親族だけで送る形です。訃報を広く知らせないことも多く、親しかった方でも、葬儀のあとで初めて知るということが起こります。

私たちの会館のひとつ、ウィズホール新宮では、お葬式をされる方の約80%が家族葬です。知らせが届かなかったのは、ご遺族が気遣いを欠いたからでも、自分が軽く扱われたからでもありません。そういう送り方を選ばれた、というだけのことです。

ご遺族の意向は、どう確かめればいいか

  1. 手元の知らせを読み返す
    訃報や挨拶状、喪中はがきに「香典・供花・弔問はご辞退申し上げます」といった一文があれば、それが答えです。改めて問い合わせる必要はありません。
  2. ご遺族に近い人に尋ねる
    辞退の記載が無いときは、まず親族や共通の知人など、ご遺族の様子を知っていそうな人に聞いてみます。
  3. ご遺族へ直接、短く連絡する
    それでも分からなければ、ご遺族に連絡します。名乗ったうえで、故人とどこで知り合い、どんな付き合いだったかを話してから、「お参りやお香典のことで、ご迷惑にならない形を伺えればと思いまして」と切り出せば、相手も答えやすくなります。

返事を急かしたり、何度も電話をかけたりはしないでください。はっきりした答えが返ってこないなら、それ自体がひとつの答えだと受け止めて、香典は用意しない側で考えます。

確かめたあと、実際にどうするか

ご遺族の答えによって、取る行動は変わります。よくある分かれ方を表にしました。

ご遺族の意向香典気持ちの伝え方
香典も弔問も辞退用意しない落ち着いた頃にお悔やみの手紙を送る
香典は辞退、弔問は受ける持たずに伺う日時を合わせてご自宅でお参りする
香典を受け取る。伺うこともできる弔問のときに持参するお参りのあとにお渡しする
香典を受け取る。遠方で伺えない郵送する短い手紙を同封する
意向が分からない無理に用意しない手紙だけを送る

辞退されたときは、手紙で気持ちを伝える

香典を辞退されているのに渡そうとすると、受け取ったご遺族は香典返しを考えなければならなくなります。気持ちを形にしたいなら、手紙のほうが負担をかけません。

書く内容は多くなくてかまわない、と思ってください。亡くなったことを後から知ったこと。故人との思い出をひとつ。ご遺族の体を気遣う言葉。最後に「お返事はどうかお気遣いなく」と添えておけば、受け取った側が返信に悩まずに済みます。言葉選びに迷うときは、状況別のお悔やみの言葉|急逝・長寿・家族葬の例文が手がかりになります。

伺ってよいと言われたら

ご自宅へお参りに伺う場合は、日時をご遺族に合わせ、喪服ではなく地味な平服で、長居をせずに失礼します。いつ頃伺うか、何を着て何を持っていくかは、後日弔問のマナーと持ち物|いつまでに伺うか・服装・お供えの確認に詳しく書いています。

香典を郵送するなら

香典を受けてくださると分かっていて、遠方などで伺えないときは郵送になります。宛名や同封する手紙、郵便局での出し方は香典を現金書留で送るには?宛名・同封物・郵便局での手順をご覧ください。送る前に、受け取る方のお名前と住所をご遺族に確かめておくと行き違いがありません。

この地域では、葬儀の場と自宅への弔問で香典の扱いが違います

私たちが葬儀を担当している土地には、もう一つ事情があります。葬儀の当日、香典を受け取るご遺族はまずおられません。辞退がほぼ例外のない形になっています。ところが、葬儀のあとにご自宅へ伺うと、香典を受けておられるお宅も結構あるのです。

ですから、葬儀で辞退と聞いたから後日も一切受け取らない、とは限りません。かといって、後日なら持っていくもの、という話でもない。どちらに当たるかはご家庭次第なので、やはり先に確かめるのが近道です。迷ったまま用意して、ご遺族を困らせるくらいなら、持たずに伺うほうが角が立ちません。この地域の香典の事情は、新宮市周辺の香典辞退|葬儀当日と後日のご自宅弔問で迷ったときでも詳しく触れています。

よくある質問

家族葬が終わったあとに香典を送ってもよいですか

辞退の案内が無く、ご遺族が受け取ると分かっていれば送れます。案内が無いだけで意向がはっきりしないときは、先にご遺族や近い親族に確かめてください。

香典を辞退されたのに何もしないのは、失礼になりませんか

失礼にはなりません。辞退の意向に従うこと自体が、ご遺族への気遣いです。気持ちを伝えたいときは、返信を求めない短い手紙を送る方法があります。

お悔やみの手紙はいつ頃送ればよいですか

決まりはありません。知ってから日を置きすぎないことと、葬儀直後の慌ただしい時期を外すことの二つを意識すれば、少し落ち着いた頃に届く形になります。

知らせを受ける側から、知らせる側になったとき

今回は送られる側の立場で書きましたが、いずれご自分の家で葬儀を出すときには、知らせる範囲や香典をどうするかを決める側に回ります。家族葬にしたら誰に知らせるか、香典は受けるか。そこを元気なうちにご家族で話しておきたい方は、中本葬祭の事前相談をご利用ください。

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新宮市・那智勝浦町・太地町・紀宝町の葬儀相談

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この記事の監修

中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター

平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。

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