中本葬祭ブログ

香典を現金書留で送るには?宛名・同封物・郵便局での手順

香典袋と便箋を現金書留封筒のそばに整えたイメージ画像

通夜や葬儀へ参列できないとき、後から訃報を知ったときに、「香典を郵送してよいか」「現金書留へ何を入れるか」「葬儀会館へ送ってよいか」と迷うことがあります。

現金を郵便で送る場合は現金書留を使います。ただし、発送方法を決める前に、ご遺族が香典を受け取っているか、誰がどの住所で受け取れるかを確認することが大切です。

結論|先に受け取り意向と宛先を確認し、現金書留を郵便局窓口へ出します

香典を送るときは、次の順で準備すると行き違いを防ぎやすくなります。

  1. 香典辞退の案内がないか確認する
  2. ご遺族へ、送ってよいかと受取人・住所を確認する
  3. 現金を香典袋へ納め、差出人が分かるように記入する
  4. 短い手紙と香典袋を現金書留封筒へ入れる
  5. 郵便局の窓口から差し出し、受領証を保管する

家族葬という形式だけで、香典を受け取るか辞退するかは判断できません。訃報連絡、ご遺族からの連絡に「香典辞退」とある場合は、送らないことが配慮になります。

送る前に確認する3項目

1.香典を受け取っているか

家族葬でも香典を受け取るご家庭と、参列者を含めて辞退するご家庭があります。「家族葬だから送ってはいけない」「親しかったから辞退の案内があっても送る」と一律に考えず、ご遺族の意向を優先します。

後から訃報を知った場合の考え方は、家族葬を後から知ったときの香典|弔意の伝え方でも整理しています。

2.受取人の氏名と住所

葬儀後は、故人宛ではなく、ご遺族のうち受け取りを了承した方の氏名と住所を確認します。喪主と受取人が同じとは限りません。受取人の氏名、郵便番号、住所を推測せず、可能であれば発送前に確認してください。

葬儀会館へ送る場合も、会館名だけで発送しないようにします。到着時刻、受け取り担当、現金書留の受領可否が会館ごとに異なるため、ご遺族と会館の双方へ確認が取れない場合は、葬儀後に指定された住所へ送る方が確実です。

3.到着時期

香典の郵送に全国共通の厳密な期限はありません。急いで会館へ送って葬儀終了後に届くより、受取人と住所を確認してから発送する方が、ご遺族の負担を減らせます。

日本郵便の書留は土曜日・日曜日・休日も配達されますが、受取人が不在なら持ち戻りになる場合があります。日程が限られるときは、日本郵便のお届け日数を確認し、ご遺族へ発送したことを簡潔に伝えておきます。

現金は普通郵便やレターパックで送らないでください

日本郵便は、現金を送付する場合は現金書留を利用し、現金封筒を使うよう案内しています。普通郵便、レターパック、スマートレター、ゆうパックへ現金を入れて送らないでください。

現金書留は、郵便局に備え付けの差出票へ必要事項を書き、窓口へ差し出します。受領証には追跡に使う引受番号が記載されるため、配達が確認できるまで保管します。

2026年8月17日の日本郵便公式案内では、現金書留の加算料金は基本料金に480円、現金封筒は21円です。損害要償額の申し出がない場合は1万円までで、上限は50万円と案内されています。料金や取扱条件は変わることがあるため、発送当日に日本郵便の公式ページまたは郵便局窓口で確認してください。

香典袋と手紙を準備します

香典袋は宗教・宗派と時期を確認します

香典袋の表書きは、宗教・宗派や送る時期によって異なります。「御霊前」「御仏前」などを自己判断で決めにくい場合は、ご遺族や葬儀社へ確認してください。

中袋がある場合は、金額、住所、氏名を読みやすく記入します。中袋がない香典袋でも、ご遺族が香典帳を整理できるよう、差出人の住所と氏名が分かる状態にします。表書きや名前の書き方は、香典袋の書き方|表書き・金額・名前の確認点も参考にしてください。

手紙は短く、必要なことを伝えます

現金書留には手紙を同封できます。日本郵便も、現金書留で現金と手紙を一緒に送れると案内しています。

手紙には、次の内容を簡潔にまとめます。

  • お悔やみの気持ち
  • 参列や弔問がかなわないことへのお詫び
  • 心ばかりの香典を同封したこと
  • ご遺族の返信を求めない一言
  • 差出人の氏名と、故人との関係

定型文を長く並べる必要はありません。ご遺族へ説明や返事を求める内容、死因や葬儀の詳細を尋ねる内容は避けます。文章の組み立て方は、お悔やみを手紙で伝える場合の書き方や送り方もご確認ください。

現金書留を送る5つの手順

1.郵便局で現金封筒を用意する

現金封筒は郵便局窓口で購入できます。香典袋と手紙が無理なく入るかを確認し、大きさが合わない場合は封をする前に窓口へ相談します。

2.香典袋へ現金を納める

金額と記名内容を確認し、香典袋へ現金を納めます。現金を現金書留封筒へ直接入れるのではなく、ご遺族が用途と差出人を確認できるよう香典袋を使います。

3.手紙と香典袋を現金封筒へ入れる

日本郵便の公式Q&Aでは、現金書留へ手紙を同封できます。香典袋や便箋を無理に折り曲げず、封筒が膨らみすぎないように整えます。

4.受取人と差出人を記入し、窓口で差し出す

確認した受取人の氏名と住所、差出人の住所と氏名を省略せずに記入します。現金の額に応じた損害要償額、必要な料金、封の方法は郵便局窓口で確認してください。

5.受領証を保管し、配達状況を確認する

受領証の引受番号から配達状況を確認できます。発送したことを伝える場合も、ご遺族へ返信を求めず、「本日、現金書留を発送しました」と短く伝える程度にします。

よくある質問

香典はレターパックで送れますか?

送れません。日本郵便はレターパックで現金を送ることはできないと案内しています。香典として現金を郵送するときは現金書留を使ってください。

現金書留へ香典袋と手紙を一緒に入れられますか?

入れられます。日本郵便の公式Q&Aでは、現金書留へ物品や手紙を同封できると案内されています。香典袋と手紙が無理なく入る現金封筒を選びます。

葬儀会館宛に送ってもよいですか?

ご遺族と会館の双方へ、受取人、到着時期、現金書留を受け取れるか確認できた場合に限ります。確認できないときは、葬儀後にご遺族が指定した住所へ送ります。

香典辞退の案内がある場合も送ってよいですか?

送らず、ご遺族の意向を尊重します。弔意を伝えたい場合は、手紙や弔電なども含め、ご遺族が辞退している範囲を確認してください。

まとめ

香典を郵送するときは、まず香典辞退の有無、受取人、住所を確認します。現金は香典袋へ納め、短い手紙とともに現金書留封筒へ入れ、郵便局窓口から発送してください。普通郵便やレターパックは使わず、受領証を配達確認まで保管します。

中本葬祭では、家族葬で香典や供花を受けるか辞退するか、訃報でどのように案内するかについても事前に整理できます。お急ぎのご葬儀は24時間お電話で対応しています。事前の確認や落ち着いて相談したい内容は、資料請求・お問い合わせからご連絡ください。

出典

確認日:2026年8月17日

この記事の監修

中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター

平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。

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