中本葬祭ブログ

通夜振る舞いは誰まで案内する?人数・食事・省略時の確認事項

通夜後の会食に向けて少人数分の料理と飲み物を静かに整えたイメージ画像

通夜の日程が決まると、「通夜後の食事へ誰を案内するか」「人数が読めないときはどう準備するか」「会食を設けなくてもよいか」と迷うことがあります。

通夜後の食事は、地域慣習やご家庭、宗教・宗派、葬儀の形式によって呼び方や進め方が異なります。全員に同じ形を当てはめず、案内する範囲、参加人数、食事の形式、終了時刻を先に決めておくと、ご遺族と参列者の双方が動きやすくなります。

結論|案内範囲と人数を先に決め、食事の形は無理のない方法を選びます

中本葬祭の公式「葬儀の流れ」では、通夜後は親族を招いて故人と最後の食事をともにする時間を案内し、お弁当などから選べるとしています。

準備は次の順で進めると整理しやすくなります。

  1. 通夜後の食事を行うかを家族で相談する
  2. 誰へ案内するかを決める
  3. 参加見込み人数を確認する
  4. 会食、弁当など食事の形を選ぶ
  5. 食物アレルギー、年齢、車の運転などを確認する
  6. 案内方法と終了時刻を葬儀社と共有する

通夜振る舞いを行うこと、参列者全員を招くこと、決まった料理を出すことが全国共通の義務ではありません。親族の意向、会場設備、地域の慣習を確認し、負担の少ない形を選びます。

通夜振る舞いと精進揚げは確認する時点が異なります

「通夜振る舞い」は一般に通夜後の食事を指します。一方、中本葬祭の公式「葬儀の流れ」では、葬儀や初七日法要の後の食事を「精進揚げ」として案内しています。

ただし、地域やご家庭によって呼び方は変わります。料理を依頼するときは、名称だけでなく、「通夜が終わった後に何人で食べる食事」「葬儀と初七日法要の後の食事」のように、日時と参加者を具体的に伝えてください。

中本葬祭の葬儀の流れでは、通夜後の夕食、火葬時の昼食、葬儀後の精進揚げを分けて確認できます。

誰まで案内するかは3段階で確認します

1.まず家族・親族の範囲を決めます

通夜後も会場に残る家族、親族、故人と特に近かった方を確認します。親族という言葉だけでは範囲が伝わりにくいため、世帯ごとに参加者名と人数を確認してください。

高齢の方、お子様連れの方、遠方から来る方は、通夜後すぐ帰る場合があります。「参列する人数」と「食事へ参加する人数」を分けて数えることが大切です。

2.一般参列者へ案内するかを決めます

一般参列者にも食事を案内する地域と、親族中心で行う地域があります。案内する場合は、受付や式の終了時に対象者へ分かるように伝えます。案内していない方が判断に迷わないよう、席を設ける範囲を担当者と共有しておきます。

3.宗教者の出席を確認します

宗教者が食事へ出席するか、通夜後すぐ帰られるかは、日程や宗派、寺院の方針によって異なります。一律に決めず、菩提寺と葬儀社へ確認してください。

参加人数は「通夜の参列者数」と分けて管理します

料理を手配する前に、次の3つを分けて確認します。

  • 通夜に参列する見込み人数
  • 通夜後の食事へ参加する見込み人数
  • 個別の弁当や持ち帰り品が必要な人数

人数を確認するときは、回答期限も伝えます。直前の変更や追加へ対応できるか、注文の締切と変更可能な時刻を葬儀社へ尋ねておくと安心です。

「参列者の何割を用意する」といった割合だけで決めると、実際の案内範囲とずれることがあります。家族葬など参加者が分かる場合は一人ずつ確認し、人数が読みにくい場合は追加の可否も含めて相談してください。

料理と飲み物は参加者に合わせて選びます

中本葬祭のお食事についてでは、通夜時のオードブルや寿司、葬儀後の料理について、希望や人数、予算に合わせて対応すると案内しています。

内容を決めるときは、料理名だけでなく次の点を確認します。

  • 食物アレルギーがある方
  • かみにくい物を避けたい方
  • お子様向けの食事が必要な方
  • 飲酒しない方や車を運転する方
  • 持ち帰りにする場合の受け渡し時刻と保管方法

飲酒を前提にせず、お茶やノンアルコール飲料を用意します。ご遺族からお酒を勧める場合も、運転や体調、服薬などの事情を尋ねず、断りやすい雰囲気にしてください。

会食を省略する場合は、案内方法を決めます

通夜後の会食を設けず、家族だけで食事をする、弁当を渡す、食事そのものを用意しないという選択もあります。会食を省略することだけで失礼と決まるわけではありません。

大切なのは、参列者が「残るべきか」「食事の案内を待つべきか」と迷わないことです。受付、式の終了時、個別の案内など、どの場面で伝えるかを決めます。

持ち帰りの弁当を用意する場合は、受け取り忘れ、長時間の持ち歩き、アレルギー表示の確認にも注意が必要です。食品の扱いは提供者の案内に従ってください。

参列者側は、案内を受けてから参加を判断します

通夜後に食事の案内がなければ、自己判断で会食室へ入らず、受付または係員へ確認します。案内を受けても、時間、体調、交通手段などの事情がある場合は、無理に参加する必要はありません。

辞退するときは、「お心遣いありがとうございます。都合により本日は失礼いたします」と短く伝えます。理由を詳しく説明したり、ご遺族へ返事を求めたりする必要はありません。

参加する場合は、故人の思い出を静かに語り、死因や葬儀の事情を尋ねること、大声での会話、飲酒の無理強いを避けます。

準備で起こりやすい行き違い

参列者数をそのまま食事数にする

通夜だけ参列して帰る方と、通夜後の食事へ参加する方は一いたしない場合があります。別々に確認してください。

親族へ案内が伝わっていない

「親族は残るだろう」と推測せず、誰を招くか、食事場所、開始時刻を明確に伝えます。

宗教者の出席を決めつける

出席の有無や食事の扱いは直接確認します。御膳料を含めた対応も、菩提寺と担当者へ相談してください。

料理の変更期限を確認していない

最終人数の連絡期限、追加や取消の可否、持ち帰り方法を発注前に確認します。

よくある質問

家族葬でも通夜振る舞いは必要ですか?

必ず必要とは限りません。家族だけで食事をする、弁当にする、会食を設けないなどの方法があります。参加人数、会場、家族の希望を葬儀社と確認してください。

通夜に参列した人全員を食事へ案内しますか?

一律ではありません。地域やご家庭により、一般参列者まで案内する場合と、親族中心で行う場合があります。案内する範囲を先に決め、対象者へ分かるように伝えます。

通夜振る舞いを断っても失礼になりませんか?

時間、体調、交通手段などの事情がある場合は、感謝を伝えて辞退できます。詳しい理由を説明せず、短く挨拶して退席します。

通夜振る舞いと精進揚げは同じですか?

中本葬祭の公式案内では、通夜後の夕食と、葬儀・初七日法要後の精進揚げを分けています。ただし呼び方には地域差があるため、日時と参加者を具体的に伝えて確認してください。

まとめ

通夜後の食事は、まず誰へ案内するかを決め、通夜参列者数とは別に参加人数を確認します。そのうえで、会食、弁当、省略など無理のない形を選び、食物アレルギー、年齢、運転、注文変更の期限まで葬儀社と共有してください。

中本葬祭では、通夜後の夕食や葬儀後のお料理について、人数とご希望に合わせた確認をお手伝いしています。急なご葬儀は24時間お電話で対応しています。事前に食事や進行を相談したい方は、資料請求・お問い合わせからご連絡ください。

出典

確認日:2026年8月18日

この記事の監修

中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター

平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。

監修者のプロフィールを見る →