中本葬祭ブログ

紀宝町の通夜で梅花講と聞いたら|焼香と参列時間の確認

紀宝町の通夜前に受付と焼香の流れを確認する静かな会場のイメージ画像

紀宝町の通夜で「梅花講があります」「念仏講の方が来られます」と案内されると、都市部から参列する方は、式の長さや焼香後の動きが分からず迷うことがあります。紀宝町の曹洞宗を中心とする一部のお寺では、梅花講(念仏講)の講中が御詠歌を唱える通夜の形が今も残っていますが、すべてのお寺で行われるわけではありません。

焼香を済ませて帰る形と、式の終わりまでご家族と参列する形のどちらもありました。どちらか一方が正しいのではなく、ご遺族の案内、菩提寺、故人との関係を確認して決めます。

紀宝町でも梅花講(念仏講)の有無はお寺ごとに異なります

中本葬祭の地域では、平成の終わり頃まで、梅花講(念仏講)と呼ばれる講中が通夜で御詠歌を唱える形が、この地域の多くのお寺で見られました。紀宝町では「梅花講」と呼ぶのが一般的です。近年は担い手の減少などから、新宮市、那智勝浦町、太地町ではこの形が少なくなりましたが、紀宝町では今も続けているお寺があります。

ただし、紀宝町に住んでいることや菩提寺の宗派が曹洞宗であることだけで、お通夜に梅花講があるとは判断できません。同じ町、同じ宗派でもお寺によって異なります。確認先はご遺族と菩提寺です。

曹洞宗公式サイトは、梅花流詠讃歌を曹洞宗で唱える御詠歌・御和讃と説明しており、梅花講の登録寺院制度もあります。一方、実際の通夜に講中が来られるかどうかは、宗派名だけでは決まりません。

講中が来られる通夜は進み方が異なる場合があります

中本葬祭が長く携わってきた通夜では、僧侶が通夜開式のおよそ30分前に読経し、僧侶が帰られた後に講中の方が入って、御詠歌を唱える通夜式が始まる形がありました。講中による通夜は、1時間から1時間半ほどかかる場合があります。

現在の紀宝町でも、すべてがこの順番というわけではありません。僧侶の読経を中心に進む通夜もあります。案内状に書かれた開式時刻だけで判断せず、受付開始、焼香できる時間、終了見込みを確認してください。

進行の違いを整理すると、次のようになります。

確認項目講中が来られる場合に見られた形僧侶の読経を中心にする形
開式前僧侶が先に読経される場合がある遺族・親族が集合して開式を待つ
通夜式講中が御詠歌を唱える場合がある僧侶の読経を中心に進む
一般参列者の焼香受付後に随時焼香する場合がある式中の案内に従って焼香する場合がある
確認先ご遺族、菩提寺、葬儀社ご遺族、菩提寺、葬儀社

これは優劣や正解を示す表ではありません。ご家族が希望する通夜の形が何より優先されます。

焼香だけで帰るか、最後まで参列するか

梅花講(念仏講)による通夜が行われていた地域では、一般の参列者は受付で記帳を済ませ、随時焼香を行い、ご遺族へ短く挨拶して帰る流れがありました。一方、故人と特に親しかった方や、ご家族と深い付き合いがあった方は、講中による通夜が終わるまで一緒に参列することもありました。

現在の通夜でどうするかは、次の順番で確認します。

  1. 案内状やご遺族から、受付時刻と開式時刻を確認する
  2. 受付で、随時焼香か、着席して順番を待つのかを尋ねる
  3. 焼香後、ご遺族へ挨拶できる場合は短くお悔やみを伝える
  4. 最後まで参列するかは、故人との関係とご遺族の案内から決める
  5. 途中で帰る必要がある場合は、受付や係員へ静かに伝える

「焼香だけで帰るのは失礼」「最後まで残らなければならない」と一律には決められません。かつて随時焼香が行われた背景がある一方、現在の進行はお寺やご家庭によって異なるためです。

都市部から参列するときに確認したいこと

遠方から紀宝町の通夜へ向かう場合は、到着時刻だけでなく、次の点を連絡時に確認すると動きやすくなります。

  • 梅花講(念仏講)と呼ばれる講中が来られる通夜か
  • 僧侶の読経は開式前か、通夜式の中か
  • 一般参列者は随時焼香か、着席して参列するか
  • 通夜式の終了見込み
  • 遅れて到着した場合も焼香できるか

移動の都合で開式に間に合わない場合は、自己判断で深夜にご自宅へ伺わず、会場または葬儀社へ到着予定を伝えます。親が新宮・那智勝浦・太地・紀宝で亡くなったらでは、遠方のご家族が到着までに確認する順番を説明しています。

御詠歌を知らなくても無理に唱える必要はありません

初めて講中による通夜へ参列する場合、御詠歌の言葉や節回しが分からなくても、無理に合わせる必要はありません。会場の案内に従い、静かに参列します。

御詠歌の意味や宗派との関係を先に知りたい方は、御詠歌とは|意味・宗派・葬儀で唱える際の確認点をご覧ください。一般的な通夜の確認事項は、お通夜の流れと所要時間で整理しています。

よくある質問

紀宝町の通夜では必ず梅花講がありますか?

必ずではありません。今も続けているお寺が一部にありますが、同じ町や宗派でもお寺によって異なります。ご遺族または菩提寺へ確認してください。

焼香だけで帰っても失礼になりませんか?

随時焼香で帰る流れが案内されている場合は、その案内に従って差し支えありません。最後まで参列するかは、故人との関係とご遺族の意向をもとに決めます。

梅花講と念仏講は同じものですか?

名称や組織、唱える内容は一律ではありません。紀宝町では「梅花講」と呼ぶのが一般的です。違いを自己判断せず、案内を出したお寺へ確認してください。

御詠歌を知らなくても参列できますか?

参列できます。初めてで唱え方が分からない場合は無理に唱えず、会場の案内に従って静かに参列してください。

まとめ

紀宝町の曹洞宗を中心とする一部のお寺では、梅花講(念仏講)と呼ばれる講中が御詠歌を唱える通夜の形が残っています。しかし、町や宗派だけで決まるものではなく、実際はお寺ごとに異なります。

焼香後に帰る形と、最後までご家族と参列する形のどちらもありました。大切なのは、故人との関係、ご遺族の意向、その日の進行を確認して決めることです。

中本葬祭では、紀宝町の通夜について、受付時刻、随時焼香の有無、梅花講(念仏講)が来られる場合の流れを事前相談で確認できます。遠方から参列するご家族も、分からないことを一般論で決めず、中本葬祭の資料請求・お問い合わせからご相談ください。

出典

確認日:2026年9月8日

  • 曹洞宗 曹洞禅ネット「梅花流詠讃歌」
  • https://www.sotozen-net.or.jp/baika
  • 中本葬祭「御詠歌とは|意味・宗派・葬儀で唱える際の確認点」
  • https://nakamoto.jp/osousiki-qa/goeika-imi-kaisetsu/
  • 中本葬祭「お通夜の流れと所要時間|遺族・参列者が確認すること」
  • https://nakamoto.jp/osousiki-qa/otsuya-nagare-jikan/
  • 中本葬祭 公式サイト
  • https://nakamoto.jp/

この記事の監修

中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター

平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。

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