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寒中見舞い文例集|喪中時の書き方とマナー【新宮市】

寒中見舞い文例集|喪中時の書き方とマナー【新宮市】

ご家族を亡くされてから初めて迎えるお正月。「年賀状は出せないけれど、親しい方へのご挨拶はどうすれば」「喪中はがきを出しそびれてしまった」「喪中と知らずに年賀状をいただいてしまった」――こうしたお悩みをお持ちの方は少なくありません。そのようなときに役立つのが「寒中見舞い」です。本記事では、寒中見舞いの基本的な書き方から、喪中の方に送る場合やご自身が喪中の場合など、シーン別の文例とマナーをわかりやすくご紹介します。

寒中見舞いとは?基本知識と役割

寒中見舞いとは、一年で最も寒い時期である、「小寒」から「立春」までの間に送る季節の挨拶状です。冬の寒い時期にお相手の健康を気遣ったり、近況をお伝えするためにお送りします。暑中見舞いと同じように、もともとは季節のご挨拶として古くから用いられてきました。

2026年は2月4日(水)が立春なので、2026年1月8日(木)~2月3日(火)の期間が寒中見舞いを送る期間です。2026年の「寒中見舞い」は、1月8日(木)頃から2月3日(火)の立春前までが送る時期とされています。松の内(一般的には1月7日まで)が明けてから、立春の前日までに届くように送るのがマナーです。

最近では松の内(1月7日)までに出せなかった年賀状の返礼に使われることが増えました。特に喪中の方に年賀状の代わりとして送る、ご自身が喪中で年賀状を出せなかった場合のご挨拶、喪中と知らずに年賀状を送ってしまった際のお詫びなど、さまざまな場面で活用されています。

寒中見舞いの基本構成

寒中見舞いはがきには、まずはじめに「寒中お見舞い申し上げます」や「寒中お伺い申し上げます」といった挨拶文から始めましょう。寒中見舞いは頭語・結語を省略します。頭語・結語とは、それぞれ「拝啓」・「敬具」などを指します。また、多くの儀礼の文書と同様に句読点を入れない、行頭の1字下げを行わないなどの約束事があります。

一般的な寒中見舞いは、次のような構成になります。

  • ①挨拶文(「寒中お見舞い申し上げます」など)
  • ②時候の挨拶と相手の健康を気遣う言葉
  • ③自分の近況報告や、送る目的に応じた内容
  • ④相手の健康を祈る言葉・今後のお付き合いをお願いする言葉
  • ⑤日付(○○年一月 など)
  • ⑥差出人名

新宮市をはじめとする紀南・東紀州地域(新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町)でも、この基本的な構成に沿って寒中見舞いを作成されるケースが一般的です。

シーン別の文例とマナー

寒中見舞いは送る相手や状況によって書く内容が変わります。ここでは代表的なシーン別に、文例とマナーをご紹介します。

【シーン1】喪中の方への寒中見舞い(喪中はがきへの返信)

年賀状は新年を寿ぐお祝いの挨拶ですので、慶事を控えている喪中の方には差し上げないものとされています。一方、寒中見舞いは季節の挨拶として差し上げるもので、特にお祝いにはあたりません。喪中はがきをいただいた方へ、年始のご挨拶の代わりとして寒中見舞いを送ることができます。

この場合、喪中の方への寒中見舞いはがきには、おめでたい言葉や表現は使いません。年賀状の「賀」や、「お喜び」、「おめでとう」という表現は文中に使わないように注意しましょう。

【文例】

寒中謹んでお見舞い申し上げます
服喪中のことと存じ年始のご挨拶は遠慮させていただきましたが 寒冷の候いかがお過ごしでしょう
ご家族の皆様はお力を落としのことと存じますが お心を強くお持ちになってお過ごしください
今年は例年より厳しい寒さが続いておりますので どうぞご自愛ください
令和〇〇年一月

親しい間柄であれば、故人を偲ぶ言葉や思い出を一言添えることで、より温かな気持ちが伝わります。

【シーン2】ご自身が喪中で年賀状をいただいた場合

年内に喪中はがきを送ることができなかった場合は、「寒中見舞い」という形で喪中の旨を相手に伝えることができます。年賀の「賀」はおめでたい言葉なので使用を避け、「年賀状」は「お年始状」や「年頭のご挨拶」といった表現に言い換えます。

【文例】

寒中お見舞い申し上げます
ご丁寧なお年始状をいただきありがとうございました
昨年十一月に父が永眠し年頭のご挨拶を控えさせていただきました
ご連絡が行き届かず誠に失礼いたしました
今年も変わらぬお付き合いのほどどうぞよろしくお願いします
令和〇〇年一月

新宮市で長年にわたり葬儀のお手伝いをさせていただいている経験から申し上げますと、年末にご不幸があり喪中はがきの準備が間に合わなかった場合に、寒中見舞いで丁寧にご挨拶されるご遺族の方は少なくありません。

【シーン3】年賀状の返信が遅れた場合

喪中でない場合でも、松の内を過ぎてから年賀状への返事を出す際には、寒中見舞いの形式を用います。

【文例】

寒中お見舞い申し上げます
皆様におかれましてはお変わりなくお過ごしとのこと心よりお喜び申し上げます
丁寧なお年賀状をいただきながらご挨拶が遅れまして大変失礼いたしました
おかげさまで家族一同元気に暮らしております
今年も変わらぬお付き合いのほどどうぞよろしくお願いします
令和〇〇年一月

【シーン4】相手が喪中と知らずに年賀状を送ってしまった場合

年賀状を出した相手から「年始状」が届いて相手の喪中を知った場合は、年賀状送ってしまったことは失礼にはなりませんが、あらためてお詫びのはがきを送り哀悼の意を伝えると印象がよいです。

【文例】

寒中お見舞い申し上げます
このたびはご服喪中と存じ上げず年始状を差し上げてしまい誠に失礼いたしました
御尊父様の逝去を心よりお悔やみ申し上げます
ご日ごとに寒さが募る時期ですのでお体を大切にお過ごしください
令和〇〇年一月

喪中はがきと寒中見舞いの違い

混同されやすい二つの挨拶状ですが、役割と時期が異なります。

送る目的の違い

喪中はがきは、自分の親族に不幸があった場合に、年賀状をやり取りしている相手に「新年の挨拶をご遠慮いただく」旨を伝えます。一方、寒中見舞いはおもに寒い季節に相手の健康を気遣うために送る便りです。喪中はがきは「年賀欠礼のお知らせ」、寒中見舞いは「季節のご挨拶」という位置づけです。

送る時期の違い

喪中はがきは、年賀欠礼の挨拶を伝えるはがきのため、年賀状の準備を始める前に知らせる必要があります。そのため、11〜12月初までに相手に届くように送付するのが一般的です。寒中見舞いの「寒中」は、松の内を過ぎてから立春までを指します。そのため、その期間に届けられるように準備する必要があります。

年末にご不幸があり喪中はがきが間に合わなかった場合や、喪中はがきを出していない方から年賀状が届いた場合などは、寒中見舞いで対応することが一般的です。

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町でのケース

紀南・東紀州地域(新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町)では、地域のつながりが深く、ご近所や親戚との関係を大切にされる文化が根強く残っています。

私たち中本葬祭は新宮市を拠点に、那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町を含む熊野地域で年間300件以上の葬儀をお手伝いしており、その経験から申し上げますと、当地域では喪中はがきを出さずに寒中見舞いで対応されるご家庭も珍しくありません。特に年末にご不幸があった場合や、親しい範囲の方にのみご挨拶をされる場合などに活用されています。

また、地域によっては菩提寺のご住職や区長・組長への報告を優先され、一般的なご挨拶状は後回しになることもあります。こうした事情から、松の内明けに寒中見舞いで落ち着いてご挨拶されるケースが増えています。

寒中見舞いのデザインは、当地の温暖な気候を反映して、冬の椿や梅といった季節の花をあしらったものが好まれる傾向にあります。喪中に関わる寒中見舞いでは、落ち着いた色合いでシンプルなデザインを選ばれる方が多いようです。

地域コミュニティが密接な土地柄であるため、寒中見舞いを送る際には「今年もどうぞよろしくお願いします」という今後のお付き合いをお願いする言葉を添えることで、地域とのつながりを大切にする姿勢が伝わります。

よくある質問

寒中見舞いを出す期間はいつからいつまでですか?

2026年1月8日(木)~2月3日(火)の期間が寒中見舞いを送る期間です。松の内が明けてから立春の前日までに届くように送りましょう。地域によって松の内の期間が異なる場合がありますので、ご注意ください。

喪中の方に寒中見舞いを送っても失礼ではありませんか?

寒中見舞いは季節の挨拶として差し上げるもので、特にお祝いにはあたりません。そのため、喪中の方に寒中見舞いを差し上げることは失礼にはあたらないとされています。むしろ、相手を気遣う気持ちを伝える良い機会になります。

寒中見舞いには年賀はがきを使ってもいいですか?

寒中見舞いを出す場合は、年賀はがきは使用せず、通常の官製はがきもしくは私製はがきを使用します。年賀はがきには「年賀」の文字が入っており、寒中見舞いには適しません。通常の郵便はがきをご利用ください。

喪中はがきを出し忘れた場合はどうすればいいですか?

年内に喪中はがきを送ることができなかった場合は、「寒中見舞い」という形で喪中の旨を相手に伝えることができます。年内ギリギリに慌てて喪中はがきを出すよりも、年明けに落ち着いて寒中見舞いで丁寧にご挨拶する方が、かえって良い印象を与える場合もあります。

立春を過ぎてしまった場合はどうすればいいですか?

もし寒中見舞いを立春を過ぎてから出す場合は、「寒中見舞い」ではなく「余寒見舞い」として送るのが正式です。余寒見舞いを出す時期に明確な決まりはありませんが、一般的には2月末ごろまでが目安とされています。

まとめ

寒中見舞いは、喪中の方へのご挨拶や、ご自身が喪中で年賀状を出せなかった場合など、さまざまな場面で活用できる大変便利な季節の挨拶状です。基本的な構成とマナーを守りながら、相手の状況に応じた言葉を選ぶことで、心のこもったご挨拶を届けることができます。

特に喪中に関わる寒中見舞いでは、お祝いの言葉を避け、相手の健康を気遣う言葉や故人を偲ぶ気持ちを丁寧に綴ることが大切です。地域やご関係により書き方は変わりますので、迷われた際には身近な方やご住職、葬儀社にご相談されると安心です。

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町では、地域のつながりを大切にする風土があります。寒中見舞いを通じて、大切な方との絆を途切れさせることなく、心を通わせていただければと思います。

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この記事の監修

中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター

平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。

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