中本葬祭ブログ

葬儀で数珠を忘れた時の対処法|新宮市の葬儀マナー

葬儀で数珠を忘れた時の対処法|新宮市の葬儀マナー

突然のご不幸で葬儀に参列する際、「数珠を忘れてしまった」「家に置いてきてしまった」と気づいて不安になった経験はございませんか。特に急なお知らせで慌てて準備した時などは、このような事態が起こりがちです。数珠は仏式の葬儀において大切な仏具とされていますが、もし忘れてしまった場合はどのように対処すればよいのでしょうか。新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町で年間300件以上の葬儀をお手伝いしている中本葬祭が、実際に多くのご参列者様から寄せられるご質問にお答えしながら、正しい対処法とマナーを解説いたします。

数珠の意味と、忘れた場合でも参列できる理由

数珠(念珠)は、もともとお経を唱えた回数を数えるための仏具で、本来お経を唱える僧侶にとって必須のものです。仏様へ失礼にあたらないようにするため、また故人の供養を願う気持ちや敬意を払う気持ちを表すという意味があり、葬儀に参列する際には一人一つずつ数珠を持つのが基本マナーとなっています。

数珠を忘れた場合でも、葬式への参列は可能です。故人を心から供養する気持ちが何より大切であり、数珠がなくても、真心を込めて手を合わせることが最も重要です。数珠を忘れてしまったとしても重大なマナー違反とまでは言えません。

当地域では古くから菩提寺とのつながりを大切にされるご家庭が多く、仏式の葬儀がほとんどです。そのため数珠をお持ちの方が多いのですが、私ども中本葬祭でも「数珠を忘れました」というご相談は決して珍しくございません。葬式では、故人への敬意を表すために、静かに手を合わせ、お経に耳を傾けましょう。数珠がなくても、心を込めた合掌で十分に故人様への弔意は伝わります。

数珠を忘れた時の具体的な対処法

数珠を忘れたことに気づいた際、取れる対処法はいくつかあります。状況に応じて最善の方法をお選びください。

葬儀場で販売されているか確認する

葬儀会場によっては、数珠を忘れてしまった方のために、売店などで販売していることもあります。葬儀場に問い合わせてみて、数珠が販売されていることがわかれば、葬儀場で購入すれば一番の時短になります。

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町でも、葬儀場や斎場に数珠を置いているところがございます。まずは葬儀場のスタッフに「数珠を忘れてしまったのですが、販売されていますか」とお尋ねになるとよいでしょう。男性用、女性用、子供用と数種類置いてあることが多く、価格もそんなに高いものではなく、作りもしっかりしています。

近隣の店舗で購入する

やむを得ず数珠を持っていない場合は、葬儀に向かう途中で購入するという選択肢があります。仏具店や紳士服店、ショッピングセンター、ホームセンター、100円ショップなどで購入することができます。寄り道して数珠を買う場合、一番確実なのはホームセンター、紳士服の青山、はるやま、そして仏壇店です。

新宮市周辺ですと、ホームセンターや仏具を扱う店舗でお求めになれます。時間に余裕がある場合は、途中で購入されることも一つの方法です。ただし急いでいる場合は、無理に探し回るよりも、そのまま会場に向かってスタッフにご相談されるほうが確実です。

貸し出し用の数珠があるか確認する

葬儀場によっては貸し出し用のレンタル数珠を置いてある所もあります。急な参列で自分の数珠を持参できなかった方や、数珠を購入する時間がない方向けに用意されていることがあります。数珠の貸し出しについては後述しますが、会場によって対応が異なりますので、まずはスタッフにお尋ねください。

数珠なしで参列する

どうしても数珠を用意できない場合でも、お葬式への参列自体は可能です。数珠がないからといってただちに失礼になるわけではありませんので、静かに手を合わせて故人様をお見送りしましょう。数珠を忘れたことに気づいたときは、できるだけ早めに、遅くともお焼香の前に尋ねるようにしますが、どうしても用意できない場合は、心を込めて合掌することが何より大切です。

数珠の貸し借りに関する考え方

数珠を忘れた場合、「誰かに借りればいいのでは」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、数珠の貸し借りについては注意が必要です。

従来のマナーでは貸し借りは避けるべきとされています

数珠の貸し借りはしない方がよいとされています。数珠は、持ち主の災厄を取り除くお守りであり分身です。「念珠」とも呼び、本人の分身や魂を表すものでもあるので、数珠の貸し借りはしてはいけません。数珠は1人ひとつずつ専用の物を持つのがマナーです。

人から借りた数珠を使って手を合わせるなら、数珠なしで葬儀へ参列した方が良いでしょうという考え方が一般的です。数珠は仏様と持ち主とを繋ぐ大切な法具であり、それを他人に貸すことは、仏様とのご縁を貸すことになり、借りた側も、他人のご縁で仏様に手を合わせることになってしまいます。

実際の現場では柔軟な対応も

一方で、葬儀へ参列する時だけ数珠を持つ方と、貸し出し用数珠で対応する方に差があるとは思えませんという意見もあります。数珠を貸して欲しいという声は、毎日のようにありましたという葬儀会館の実情もございます。

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町では、地域のつながりが深く、参列者同士がお互いに助け合う文化があります。ご親族間で「少しだけ」と貸し借りされる場面もございますが、基本的なマナーとしては、やはりご自身の数珠をお持ちいただくことが望ましいとお伝えしております。

数珠に関するよくある質問

数珠がないと葬儀に参列できませんか?

いいえ、数珠がなくても葬儀への参列は可能です。数珠は故人への敬意を表す大切な仏具ですが、最も重要なのは心を込めて手を合わせることです。数珠なしでも、静かに合掌することで故人様をお見送りできます。

数珠を忘れた場合、誰かに借りてもよいですか?

伝統的なマナーでは、数珠は持ち主の分身とされるため貸し借りは避けるべきとされています。ただし地域やご家族の考え方により対応は異なります。詳しくは葬儀社スタッフにご相談ください。

葬儀場で数珠は販売されていますか?

多くの葬儀場では、参列者向けに数珠を販売しています。男性用・女性用ともに数種類ご用意があることが一般的です。まずは会場スタッフにお尋ねください。

略式数珠と本式数珠の違いは何ですか?

本式数珠は宗派ごとに形や玉の数が決められた正式なもので、略式数珠(片手数珠)はどの宗派でも共通して使える一連のタイプです。宗派が分からない場合やどの宗派の葬儀にも対応したい場合は、略式数珠が便利です。

子どもも数珠を持つべきですか?

小さなお子様は数珠をなくしたり壊したりする可能性があるため、数珠を丁寧に扱える年齢になってから持つようにすることをおすすめします。それまでは数珠を持たずに参列しても問題ございません。

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町での数珠事情

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町の熊野地域では、菩提寺とのつながりを大切にされるご家庭が多く、ご先祖様から受け継がれた宗派の本式数珠をお持ちの方も少なくありません。真言宗、浄土宗、浄土真宗、曹洞宗など、さまざまなご宗派の方がいらっしゃいます。

当地では家族葬が増えている一方で、菩提寺のご住職に読経をお願いすることは今も一般的です。そのため参列者の皆様も数珠をご持参されることが多く、「数珠を忘れてしまった」とご不安になられる方も多くいらっしゃいます。

また、三重県紀宝町は県境をまたぎますが、熊野川を挟んで新宮市と隣接し、生活圏・文化圏は一体です。葬儀の慣習も新宮市・那智勝浦町・太地町と共通しており、数珠に関するマナーも同様です。

当地域では区長・組長への早めのご連絡が望ましいとされており、ご近所の方々が葬儀のお手伝いに来てくださる文化が今も残っています。そうした中で「数珠を忘れてしまった」という状況は気になるものですが、私ども中本葬祭では、そのような場合でも心を込めてお見送りいただけるよう、できる限りのサポートをさせていただいております。

会場によっては数珠の販売や貸し出しをご用意している場合もございますので、まずはお気軽にスタッフにお声がけください。新宮市周辺には仏具店やホームセンターもございますが、時間に余裕がない場合は無理に探し回るよりも、会場で対応させていただくほうが確実です。

まとめ

数珠を忘れてしまった場合でも、葬儀への参列は可能であり、何より大切なのは故人様を偲び、心を込めて手を合わせることです。数珠は仏式の葬儀における大切な仏具ですが、ない場合でも静かに合掌することで、十分に弔意は伝わります。

対処法としては、葬儀場での購入や貸し出し、近隣店舗での購入、または数珠なしで参列するという選択肢があります。数珠の貸し借りは伝統的なマナーでは避けるべきとされていますが、地域やご家族の考え方により対応は異なります。まずは会場スタッフにご相談されることをおすすめいたします。

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町では、菩提寺とのつながりや地域のつながりを大切にする文化があり、数珠をお持ちの方が多い地域です。それだけに「忘れてしまった」という不安は大きいかもしれませんが、葬儀社スタッフが丁寧にご対応いたしますので、どうぞご安心ください。

関連記事

新宮市・那智勝浦町・太地町・紀宝町の葬儀相談

中本葬祭は、新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町に6つの葬儀会場を備え、ご家族の状況に合わせた葬儀をご案内しています。お急ぎの場合は、24時間つながるフリーダイヤルへご連絡ください。

電話で相談 0120-52-4966 公式LINEで相談 資料請求・お問い合わせ

葬儀プラン・費用を見る | ウィズホール新宮を見る | 三佐木斎場を見る

この記事の監修

中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター

平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。

監修者のプロフィールを見る →