中本葬祭ブログ

葬儀でネクタイピンはつけない?男性のアクセサリーマナー

葬儀でネクタイピンはつけない?男性のアクセサリーマナー

ご家族を亡くされて葬儀に参列する際、「普段仕事で使っているネクタイピンは外した方がいいのだろうか」と迷われる男性の方は少なくありません。特に60代の方ですと、ビジネスシーンでネクタイピンを愛用されている方も多く、喪服姿でも無意識につけてしまいそうになることもあるでしょう。葬儀という厳粛な場では、故人への敬意とご遺族への配慮が何よりも大切です。

この記事では、新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町で創業以来、年間300件以上の葬儀を施行してきた中本葬祭が、葬儀におけるネクタイピンのマナーと男性のアクセサリー全般について、実際の経験をもとに詳しく解説いたします。

葬儀でネクタイピンは基本的に避けるのがマナー

葬儀でネクタイピンを着けていくのは、基本的に避けたほうが良いとされています。その理由は、葬儀の服装のマナーでは、光沢のある装飾品は着けていってはいけないとされており、光沢のあるものは華美な印象を与えるため、遺族の方に対して失礼になると考えられているためです。

ネクタイピンはスーツスタイルのアクセントとして用いられることが多く、モチーフのデザインや色も豊富です。一般的に、キラキラと華やかに輝く装飾品はお祝い事を連想させるため、弔事では「光り物」は避けるとされています。ビジネスシーンではマナーとして欠かせないネクタイピンも、葬儀の場では装飾品・おしゃれのアイテムと見なされてしまうのです。

また、葬儀では基本的にジャケットを着用し、身体を激しく動かす場面もありません。したがって、ネクタイのずれを防ぐためのネクタイピンは必要性が低いという声もあります。お通夜や告別式では上着を脱ぐ場面も少ないため、実用面から見てもネクタイピンの必要性は低いといえるでしょう。

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町で私たちが施行してきた葬儀においても、ネクタイピンを着用されている参列者の方はごく少数です。迷う場合は外しておくのが安心というのが、地域の実情に即したアドバイスといえます。

お通夜の場合も同様で、お通夜、たとえお通夜であっても基本的にネクタイピンはつけないのがマナーとされています。急な訃報で会社から直接お通夜に向かう場合は、ネクタイを黒に交換する際にネクタイピンも一緒に外すようにしましょう。

どうしてもつける場合の配慮と選び方

とはいえ、体格やネクタイの長さの関係で「どうしてもネクタイがずれてしまう」「だらしなく見えてしまう」とご心配される方もいらっしゃいます。そのような場合でも、配慮次第で対応できる方法があります。

ネクタイの動きがどうしても気になってしまう場合、ネクタイピンが完全に禁止されているわけではありません。ただし、葬儀のマナーを守るためにも、いくつかの配慮が必要です。具体的には、実用を目的とした装飾性のないシンプルなものを選び、表側から見えにくいように、ネクタイの裏側につけることで固定する方法もあります。

また、葬儀や法事の式中にはつけずに、会食の場面でのみつけるという手段もあります。ご焼香やご挨拶の際にはネクタイピンを外しておき、会食でジャケットを脱ぐ際に目立たないものを着用するという使い分けも考えられます。

選ぶ際のポイントとしては、光沢がなく、喪服と同じような暗色のネクタイピンを使うようにしましょうとされています。黒やマットな素材、光を反射しない仕上げのものを選ぶことが大切です。

例外として、葬儀用で真珠付きのネクタイピンを使うこともできます。真珠は涙の象徴と考えられており、故人に敬意を表すという意味があります。そのため、装飾品の中でも、真珠だけは弔事で着けても良いとされています。ただし真珠のネクタイピンは一般的ではなく、葬儀用ネクタイピンの真珠は白系、もしくはグレー系の真珠で、かつ、留め具は輝きを抑えたシルバーもしくはアンティーク加工のようないぶし系の色が良いとされています。わざわざ購入するよりも、つけないという選択が無難でしょう。

新宮市や那智勝浦町など当地域では、地域のつながりが深く、参列者の服装も周囲の目に留まりやすい環境です。不安な場合は、ネクタイピンは着用せず、ネクタイの長さをベルトのバックルに軽くかかる程度に調整しておくことをおすすめいたします。

男性が葬儀で注意すべきその他のアクセサリー

ネクタイピン以外にも、男性が葬儀で気をつけるべきアクセサリーや小物があります。葬儀全体の装いとして、以下の点にご注意ください。

結婚指輪

男性の場合、アクセサリーは基本的にすべて外すのがマナーですが、結婚指輪は着けたまま参列できます。ただし、派手な装飾があったり、宝石のサイズが大きかったりすると、葬儀の場で目立ってしまいます。ダイヤモンドを内側に向ける、心配なら指輪を外すなど、周囲への配慮を忘れないようにしましょうとされています。シンプルなデザインであれば問題ございません。

腕時計

葬儀の場で時間を気にするしぐさは失礼にあたるため、腕時計の着用は避けるのが望ましいですとされていますが、腕時計も装着していて問題ありませんが、派手なものは避け、シンプルなデザインのものにしましょう。色はシルバーなどの目立たないもので、文字盤はできれば白か黒が良いでしょう。ゴールドの時計やスマートウォッチなど、光沢が強いものや音・光を発するものは避けてください。

カフスボタン

袖口にカフスボタンをつけている場合も、外して参列します。ネクタイピンと同様に、ネクタイピンやカフスは、スーツ姿を飾るものとみなされますので、基本的には外すのがマナーです。ただし、黒色で光沢のないシンプルなカフスボタンであれば着用可能とする考え方もあります。

ベルト

ベルトは黒色で、無地を選びましょう。バックルは銀色であればマナー違反ではありませんが、大きなものや装飾のあるものは控えましょう。目立たないシンプルなバックルで、細めのベルトを選ぶのが理想的です。

これらの細かな配慮の積み重ねが、故人への敬意とご遺族への思いやりにつながります。私たち中本葬祭が新宮市や那智勝浦町、太地町、三重県紀宝町で携わってきた葬儀でも、こうした細部まで気を配られるご遺族・参列者の姿勢が、温かく丁寧なお見送りの場を作り出していると感じております。

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町での葬儀における服装の実情

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町の熊野地域では、地域のつながりが深く、葬儀も昔ながらの慣習を大切にされるご家庭が多くあります。一方で、家族葬など小規模な葬儀も増えており、服装マナーに対する考え方も多様化しています。

当地域の特徴として、菩提寺をお持ちのご家庭が多く、宗派に応じた作法を大切にされる傾向があります。そのため葬儀の服装についても、ご住職や地域の年配の方の目に留まることが多く、基本的なマナーを守ることが安心につながります。

男性の服装では、黒の喪服(ブラックフォーマル)に白無地のシャツ、黒無地のネクタイが基本です。靴は黒の革靴(金具や装飾のないもの)、靴下も黒無地を着用します。ネクタイピンやカフスボタンなどの装飾品は、当地域でもほとんど見かけません。

また、新宮市や那智勝浦町では、区長や組長への連絡が慣習として残っている地区もあり、地域の方々が葬儀をお手伝いくださることもあります。そうした地域コミュニティの中で行われる葬儀では、「きちんとした身なり」が周囲への配慮として大切にされています。

三重県紀宝町も熊野川を挟んで新宮市と隣接しており、生活圏・文化圏は一体です。葬儀の慣習や服装マナーも新宮市と共通していますので、同じ考え方で準備していただいて問題ございません。

服装で迷われた際は、私たち葬儀社にお気軽にご相談ください。地域の慣習やご家族のご意向に沿った、適切なアドバイスをさせていただきます。

よくある質問

お通夜にもネクタイピンはつけない方がいいですか?

はい、お通夜でも基本的にネクタイピンはつけない方が良いとされています。急な訃報で会社から直接向かう場合でも、ネクタイを黒に交換する際にネクタイピンを外すようにしましょう。

黒いネクタイピンなら葬儀でつけても大丈夫ですか?

黒や光沢のないマットな素材であれば比較的目立ちませんが、それでも「つけない」のが最も確実なマナーです。どうしても必要な場合は、表から見えないようネクタイの裏側で留める方法もあります。

法要でもネクタイピンは避けるべきですか?

初七日や四十九日、一周忌、三回忌といった法要でも、喪服を着用する場合はネクタイピンは避けた方が無難です。三回忌以降で「平服で」と案内がある場合は、地味な服装であればマナーも緩やかになります。

結婚指輪以外のアクセサリーは全て外すべきですか?

男性の場合、結婚指輪以外のアクセサリー(ネックレス、ブレスレット、ピアスなど)は基本的にすべて外すのがマナーです。腕時計は、シンプルで目立たないものであれば着用可能とされています。

カフスボタンは葬儀でつけても良いですか?

基本的にはカフスボタンも外すのがマナーです。ただし、黒色で光沢のないシンプルなデザインのカフスボタンであれば、着用しても問題ないとする考え方もあります。迷う場合は外しておくのが安心です。

まとめ

葬儀においてネクタイピンは、基本的につけないのがマナーです。光沢のある装飾品は華美な印象を与え、故人やご遺族に対して失礼にあたると考えられているためです。ビジネスシーンでは身だしなみの一部として重要なネクタイピンも、葬儀という厳粛な場では「おしゃれのためのアクセサリー」と見なされてしまいます。

どうしても必要な場合は、光沢のないマットな黒のものを選び、表から見えないよう裏側で留める、または会食の場面でのみ着用するといった配慮が考えられます。しかし最も確実で安心なのは、「つけない」という選択です。

葬儀の服装マナーは、地域や宗派、ご家族の考え方によっても異なります。新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町の熊野地域では、地域のつながりが深く、伝統的な慣習を大切にされる方も多くいらっしゃいます。基本的なマナーを守ることが、故人への敬意とご遺族への配慮につながり、温かく丁寧なお見送りの場を作ります。

関連記事

新宮市・那智勝浦町・太地町・紀宝町の葬儀相談

中本葬祭は、新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町に6つの葬儀会場を備え、ご家族の状況に合わせた葬儀をご案内しています。お急ぎの場合は、24時間つながるフリーダイヤルへご連絡ください。

電話で相談 0120-52-4966 公式LINEで相談 資料請求・お問い合わせ

葬儀プラン・費用を見る | 葬儀場・斎場を地域から探す

この記事の監修

中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター

平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。

監修者のプロフィールを見る →