中本葬祭ブログ

葬儀の布製バッグ選び方とマナー|女性の持ち物完全ガイド

葬儀の布製バッグ選び方とマナー|女性の持ち物完全ガイド

突然のご不幸に際し、喪服は準備できていても「バッグはどうすればいいのだろう」と戸惑われる方は少なくありません。特に「布製がよいと聞いたけれど、革製はだめなのか」「金具はついていても大丈夫か」といった疑問の声を、私たち中本葬祭も新宮市やその近隣地域のご遺族から数多くお寄せいただいてきました。葬儀の場にふさわしいバッグ選びは、故人への敬意を表すと同時に、ご遺族や参列者の皆様に不快な思いをさせないための大切なマナーです。この記事では、葬儀用バッグの基本から布製・革製の違い、女性が持つべき持ち物、そして新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町での実例まで、分かりやすくご案内いたします。

葬儀用バッグの基本――布製が推奨される理由

葬儀にふさわしいバッグは、黒の布製が正式とされています。これは、黒が喪の色であり、布製が控えめな印象を与えるためとされているからです。光沢のないマットな質感が、故人を悼む厳粛な場にふさわしいとされてきました。

殺生を連想させるということから、革製のものはできるだけ避けたほうが無難とはよく言われます。仏教では殺生を忌むという観点から、かつては動物の皮革を使ったバッグは葬儀の場では好ましくないとされてきた背景があります。特にワニ革やヘビ革、毛皮といった動物の姿を連想させる素材は、現在でも避けるべきとされています。

ただし、ツヤ感が控えめで上質な本革などはマナー違反に値しないという流れになっています。昔はNGとされることもありましたが、最近ではツヤのない革なら問題ないとされています。とはいえ地域やご宗派、年配のご親族の考え方によっては、革製を快く思わない方もいらっしゃいます。迷われる場合は、やはり布製のバッグを選ばれるのが無難でしょう。

新宮市・那智勝浦町・太地町・紀宝町でも、布製のフォーマルバッグをお持ちの方が多く見受けられます。年配のご親族が多い葬儀や、菩提寺のご住職がおられる場では、特に布製が安心です。ご心配な場合は、事前にご親族や葬儀社にご確認いただくことをお勧めいたします。

革製バッグと布製バッグ――それぞれの選び方と注意点

布製と革製、どちらを選ぶべきかお悩みの方のために、それぞれの特徴と注意点を整理します。

布製バッグの特徴

葬儀用のバッグは、黒の布製が基本。ウェアと同じフォーマル用の濃染加工を施された、しっかりと黒い生地を使用したバッグを選びましょう。バッグ単体では黒く見えても、喪服と並べると白っぽく見えるものもあるため、フォーマル専門店で購入されると安心です。刺繍やレース、織柄などを不安に思われる方も多くいらっしゃいますが、きちんと濃染加工されたものであれば、問題ありません。

布製のメリットは、どなたからも受け入れられやすいこと、雨天時も比較的気を遣わずに済むこと、軽量で持ち運びやすいことが挙げられます。一方で、型崩れしやすいもの、長期保管でカビや変色が起きやすいものもあるため、定期的に風通しの良い場所で点検されることをお勧めします。

革製バッグを選ぶ場合の注意点

革製のバッグを選ばれる場合は、クロコダイルやパイソンなどの華やかな模様のあるものは避け、金具などのないシンプルなデザインを選びましょう。光沢のないスムースレザーで、マットな質感のものが適しています。革のバッグについてはお住まいの地域や宗派の慣習によって考え方に差がありますので、ご心配な場合はご親族などに確認されることをお勧めいたします。

当地域では、菩提寺のご住職や年配のご親族がいらっしゃる場では、やはり布製が無難です。特に浄土真宗や曹洞宗など、戒律に厳しいご宗派では、布製バッグを選ばれる方が多い印象です。

金具や装飾の扱い

光る素材はお祝いする意味もあることから、葬式に使うのはふさわしくありません。金具が黒やグレーなど目立たない色に着色されているものだと、配慮が行き届いている印象があり、葬式にも使いやすいでしょう。ファスナーや底鋲(そこびょう)など、バッグの構造上必要な金具であれば問題ありませんが、装飾としての金具は避けましょう。

ブランドロゴが大きく入ったバッグも、葬儀の場では目立ちすぎるため控えるべきです。シンプルで上品なデザインを選ぶことが、故人への敬意につながります。

女性が葬儀に持つべき持ち物とバッグのサイズ

葬儀に参列される女性が持つべき基本の持ち物は、以下の通りです。

  • ご香典:袱紗(ふくさ)に包んで持参します
  • 袱紗:紫色や紺色など、弔事用のもの
  • お数珠:ご自身の宗派のもの(仏式の場合)
  • ハンカチ:白か黒の無地、またはレースが控えめなもの
  • ティッシュ
  • お財布:小ぶりでシンプルなもの
  • 携帯電話:マナーモードに設定

お葬式用のバッグは、小さめのハンドバッグを選ぶのが基本です。フォーマルなバッグは、小さい方がより格式が高いと考えられているため、必要最小限の持ち物が入る程度のサイズが望ましいとされています。

バッグのサイズを選ぶ際にはこの中で一番大きな袱紗が入るかどうかを基準にすると安心です。一般的には、A5サイズ程度の小ぶりなハンドバッグが適しています。マチが広く、口が大きく開くものを選ぶと、中身の出し入れがスムーズで便利です。

荷物が多い場合のサブバッグ

お葬式で手荷物が多くなってしまう場合は、黒や紺色などのダークカラーのサブバッグを用意しておくと、安心できて便利です。お化粧ポーチ、予備のストッキング、防寒具、扇子、傘などは、メインのバッグではなくサブバッグに入れるのがスマートです。サブバッグも黒の布製で、シンプルなデザインのものを選びましょう。A4サイズ程度の長方形のトートバッグが一般的です。

新宮市や那智勝浦町では、お手伝いとしてご参列される方がエプロンや細々としたものを持参されることもあります。そうした場合も、サブバッグがあると周囲に配慮した振る舞いができます。

底鋲(そこびょう)付きバッグのすすめ

底鋲は、バッグを床などに置く際に、汚れや傷から守ってくれます。葬儀の席では、バッグを足元に置くことが一般的です。底鋲がついていないと、布や革がすぐに傷んでしまいます。鋲(びょう)は金具であってもマナー違反にはなりませんので、長く使えるバッグをお探しの場合は、底鋲付きのものを選ばれると安心です。

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町でのケースと地域特性

新宮市、那智勝浦町、太地町、そして熊野川を挟んで隣接する三重県紀宝町は、同じ熊野地域として葬儀の慣習も共通しています。私たち中本葬祭は年間300件以上の葬儀を施行しておりますが、その中で感じる地域特性をいくつかご紹介いたします。

まず、当地域は菩提寺をお持ちのご家庭が多く、家族葬であっても菩提寺のご住職に読経をお願いするのが一般的です。ご住職がおられる葬儀の場では、やはり伝統的なマナーを重んじる傾向があります。布製のバッグを選ばれる方が多いのも、こうした背景があるためです。

また、地域のつながりが深い土地柄のため、家族葬でも区長・組長への早めの連絡が望ましいとされています。ご近所がお手伝いに来てくださる文化が今も残る地区もあり、そうした場ではサブバッグを持参される方も多く見受けられます。

当地域特有の風習として、「告別式の日の朝に火葬場に向かい、ご収骨後に告別式を執り行う」流れを選ばれるご家族も少なくありません。この場合、朝早くからの移動となるため、持ち物は必要最小限にまとめ、動きやすい装いを心がけることが大切です。

さらに、当地域では温暖な気候のため、特に夏場はご安置のドライアイス管理に注意が必要ですが、参列者の皆様も扇子や冷却シートなどをサブバッグに忍ばせておくと安心です。冬場は比較的穏やかですが、式場によっては冷え込むこともあるため、ストールや手袋を用意される方もいらっしゃいます。

私たち中本葬祭では、新宮市・那智勝浦町・太地町・紀宝町の皆様に、地域の慣習に沿った丁寧なご案内を心がけております。バッグや持ち物についても、ご不明な点があればお気軽にご相談ください。

よくある質問

葬儀には布製バッグと革製バッグ、どちらを選ぶべきですか?

布製が正式とされ、どなたにも受け入れられやすいため無難です。革製を選ばれる場合は、光沢のないマットな質感で、クロコダイルなど動物を連想させる素材は避けましょう。地域やご宗派によって考え方が異なるため、ご心配な場合はご親族や葬儀社にご確認ください。

バッグに金具がついていても大丈夫ですか?

ファスナーや底鋲など、構造上必要な金具は問題ありません。ただし、装飾としての光沢ある金具は避けるべきです。金具が黒やグレーに着色されているものであれば、葬儀の場でも安心してお使いいただけます。

葬儀用のバッグはどのくらいのサイズが適切ですか?

A5サイズ程度の小ぶりなハンドバッグが基本です。ご香典を包んだ袱紗、お数珠、ハンカチ、お財布が入る程度で十分です。荷物が多い場合は、大きなバッグではなく黒のサブバッグを併用しましょう。

サブバッグはどのようなものを選べばよいですか?

黒の布製で、無地のシンプルなデザインのものが適しています。A4サイズ程度の長方形のトートバッグが一般的です。お化粧ポーチや予備のストッキング、防寒具など、式中に使わないものをまとめておくと便利です。

新宮市や那智勝浦町では、どのようなバッグを持つ方が多いですか?

菩提寺のご住職がおられる葬儀や、年配のご親族が多い場では、布製のフォーマルバッグを選ばれる方が多く見受けられます。地域のつながりが深く、お手伝いに来られる方も多いため、サブバッグを持参される方も少なくありません。詳しくは中本葬祭にお問い合わせください。

まとめ

葬儀にふさわしいバッグは、光沢のない黒の布製が正式とされています。革製のバッグも、マットで上質なものであれば近年は許容されつつありますが、地域やご宗派、ご親族の考え方によって異なるため、迷われる場合は布製を選ばれると安心です。金具は構造上必要なものなら問題ありませんが、装飾としての光沢ある金具は避けましょう。

女性が持つべき基本の持ち物は、ご香典、袱紗、お数珠、ハンカチ、お財布などです。バッグは小ぶりなハンドバッグが基本で、荷物が多い場合は黒のサブバッグを併用します。底鋲付きのバッグを選ぶと、長く使えて安心です。

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町では、菩提寺との関係を大切にされるご家庭が多く、伝統的なマナーを重んじる傾向があります。地域のつながりも深いため、周囲への配慮を忘れず、故人への敬意を表す装いを心がけましょう。

関連記事

新宮市・那智勝浦町・太地町・紀宝町の葬儀相談

中本葬祭は、新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町に6つの葬儀会場を備え、ご家族の状況に合わせた葬儀をご案内しています。お急ぎの場合は、24時間つながるフリーダイヤルへご連絡ください。

電話で相談 0120-52-4966 公式LINEで相談 資料請求・お問い合わせ

葬儀プラン・費用を見る | 葬儀場・斎場を地域から探す

この記事の監修

中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター

平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。

監修者のプロフィールを見る →