引導を渡すとは、日常語では最終的な通告をする意味で使われますが、もとは仏教に由来する言葉です。葬儀での儀礼や解釈は宗派によって異なり、すべての仏式葬儀で同じ形に行われるものではありません。
葬儀でいう引導
一部の仏教宗派では、葬儀の中で導師が故人へ法語を述べるなどの儀礼を行います。その内容、名称、作法は宗派や寺院の法式によって異なります。
日常語との違い
日常会話の引導を渡すは、相手へ最終的な決定を伝え、諦めさせるという意味で使われます。葬儀の儀礼を説明するときは、この日常語の強い印象と区別して理解する必要があります。
宗派による違い
仏教の葬儀であっても、引導という言葉を同じ意味で用いない宗派があります。浄土真宗などでは、他宗派の説明をそのまま当てはめることはできません。宗派名だけで断定せず、菩提寺へ確認してください。
葬儀前に確認すること
- 菩提寺と正式な宗派名
- 葬儀の式次第
- 戒名や法名について
- 読経や法話の内容
- 火葬と告別式の順序
宗派が分からない場合
仏壇のご本尊、位牌、過去帳、墓石、以前の葬儀や法要の記録を確認します。資料を葬儀社へ持参し、推測だけで寺院や儀礼を決めないようにします。
葬儀の意味
浄土真宗本願寺派の公式説明では、葬儀を、亡き人の死を受け入れ、亡き人を敬うべき存在として受け止めていく儀式と説明しています。葬儀の意味づけも宗派により異なります。
まとめ
引導は仏教に由来する言葉ですが、葬儀での意味と作法は宗派ごとに異なります。実際の葬儀では、菩提寺の説明と式次第を確認してください。
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この記事の監修
中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター
平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。
