葬儀で見かける松明は、宗派によって導師が用いる法具や儀礼の一部です。すべての葬儀で使うものではなく、意味と作法は宗派や寺院によって異なります。
葬儀での松明
一部の宗派では、導師が松明に見立てた法具を用いる儀礼があります。実際の火ではなく、形を模した法具や香を用いる場合があります。参列者が自分で扱うものではありません。
引導との関係
禅宗系などの葬儀では、導師が法語を述べる引導の儀礼に関連して松明が用いられることがあります。ただし、引導という言葉を同じ意味で用いない宗派もあります。詳しくは引導を渡す意味と宗派による違いをご覧ください。
野辺送りとの関係
かつて故人を埋葬地や火葬場へ送る葬列を野辺送りと呼び、提灯や明かりを伴う地域がありました。現在の儀礼を、昔の葬列の名残として説明する場合もありますが、地域ごとの伝承を一つの起源に統一することはできません。
宗派による違い
浄土宗、浄土真宗、真言宗、天台宗、日蓮宗、禅宗などでは式次第と法具が異なります。同じ地域でも寺院により進行が違うため、見慣れない儀礼があっても自己判断で意味を決めず、菩提寺の説明を確認してください。
火気の安全
実際の火を扱う場合は、寺院や式場の管理下で行います。参列者が近づいたり、撮影のために動線へ入ったりせず、係員の案内に従ってください。
まとめ
葬儀の松明は、一部の宗派の法具や儀礼として用いられます。その意味を全国共通と断定せず、宗派、寺院、地域の式次第に沿って理解します。
新宮市・那智勝浦町・太地町・紀宝町の葬儀相談
中本葬祭は、新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町に6つの葬儀会場を備え、ご家族の状況に合わせた葬儀をご案内しています。お急ぎの場合は、24時間つながるフリーダイヤルへご連絡ください。
この記事の監修
中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター
平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。
