病気や事故による手術で切断した手足について、火葬を希望される場合があります。手続きは医療機関、自治体、火葬場の運用によって異なるため、まず病院へ希望を伝え、受け入れ先と必要書類を確認してください。
墓地埋葬法上の火葬許可は不要
厚生労働省は、手術などで切断された手足は「墓地、埋葬等に関する法律」上の死体には該当せず、火葬する場合でも同法上の火葬許可は必要ない、との考え方を示しています。
ただし、自治体や火葬場が独自の許可、申請書、医師の証明書などを求める場合があります。これは墓地埋葬法に基づく通常の火葬許可とは別の取扱いです。
最初に確認すること
- 病院へ、切断した手足の引き取りや火葬を希望することを伝える
- 病院が発行する書類と、引き渡し可能な日時を確認する
- 自治体または火葬場へ、受け入れの可否、申請方法、費用を確認する
- 搬送方法、容器、火葬後の収骨の可否を確認する
手術前に相談できる場合は、病院、自治体、火葬場、葬儀社の間で日程と役割を確認しておくと手続きが進めやすくなります。
火葬後の取扱い
収骨できるか、遺骨をどのように受け取るかは火葬場によって異なります。墓地への納骨、寺院への相談、自宅での保管などを検討する場合も、墓地や寺院の規則を先に確認してください。散骨を考える場合は、場所の規制や周囲への配慮が必要なため、事前に自治体や専門事業者へ相談します。
新宮市周辺で確認する場合
新宮市の火葬場は、紀南環境衛生施設事務組合が運営する清浄苑です。身体の一部の受け入れや必要書類は、手術日を決める前に病院と清浄苑へ確認してください。
まとめ
切断した手足の火葬には、墓地埋葬法上の通常の火葬許可は必要ありません。ただし、自治体や火葬場独自の手続きがあるため、病院からの引き渡し、必要書類、受け入れ日時、収骨の可否を個別に確認してください。
この記事の監修
中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター
平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。
