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暑い時期のお墓参りはどうする?熱中症を防ぐ時間帯・持ち物・中止の判断

暑い時期のお墓参りに備えて水筒や帽子を整えた静かな準備のイメージ画像

お盆やお彼岸、命日、帰省の機会にお墓参りを予定していても、気温や湿度が高い日は「予定どおり行くべきか」「高齢の家族も一緒で大丈夫か」と迷うことがあります。

お墓参りは特定の日や時間にしかできないものではありません。暑い時期は日付にこだわらず、暑さ指数と体調を確認し、延期、短時間のお参り、家族による分担などを選ぶことが大切です。

結論|暑さ指数と体調を見て、延期できる予定にします

環境省の暑さ指数は、気温だけでなく、湿度、日射・輻射、気温を取り入れた熱中症予防の指標です。日常生活の目安では、暑さ指数が28以上31未満の「厳重警戒」では炎天下を避け、31以上の「危険」では外出をなるべく避けて涼しい室内へ移動するよう示されています。

墓地は屋外で日陰が少ないことがあり、移動、墓石まわりの掃除、水を運ぶ作業も重なります。出発前に環境省の暑さ指数と天気予報を確認し、次のいずれかに当てはまる場合は延期や予定変更を考えてください。

  • 熱中症警戒アラートや熱中症特別警戒アラートが発表されている
  • 暑さ指数が高く、日陰や休憩場所を確保しにくい
  • 発熱、頭痛、だるさ、睡眠不足、食欲低下など体調に不安がある
  • 高齢の方、子ども、障がいのある方、持病のある方が無理をしそうな予定になっている
  • 一人で長時間の掃除や重い水の運搬をする必要がある

命日やお盆当日に行けなくても、故人を思う気持ちが損なわれるわけではありません。ご自宅で手を合わせ、気候が落ち着いた日に改めてお参りする方法もあります。

前日までに確認すること

暑い時期のお墓参りは、現地へ着いてから判断するのではなく、前日までに予定を軽くしておきます。

墓地の開門時間と日陰を確認します

寺院墓地や霊園には、開門時間、駐車場所、水場、休憩場所、火気使用などの決まりがあります。早い時間に行く場合も、開門前にならないよう管理者へ確認してください。

日陰や休憩所がない場合は、滞在時間を短くします。墓地までの徒歩時間や坂道、階段も含めて考え、帰りの体力を残す予定にします。

掃除とお参りを分けます

草取り、墓石の水洗い、供花の交換を一度に行うと、屋外にいる時間が長くなります。掃除を別の日に分ける、家族で担当を分ける、必要な部分だけ整えるなど、作業を減らしてください。

お墓参りの基本的な持ち物と掃除方法は、お墓参りの持ち物と手順|掃除・お供え・服装の確認事項で確認できます。

一人で行く場合は予定を共有します

出発時刻、墓地の場所、帰宅予定を家族へ伝えます。携帯電話は連絡に使える状態にし、体調が悪くなったときに無理をして運転しないための帰宅方法も考えておきます。

暑い時期のお墓参りに用意したい持ち物

供花や線香など通常のお参り用品とは別に、暑さを避けるための物を準備します。

  • 飲み物
  • 帽子や日傘
  • 汗を拭くタオル
  • 保冷剤や冷たいタオル
  • 通気性、吸湿性、速乾性のある衣服
  • 連絡できる携帯電話
  • 必要な方は、医師から指示されている薬や健康管理用品

厚生労働省は、屋外では日傘や帽子を使い、日陰を利用してこまめに休憩し、のどの渇きを感じなくてもこまめに水分を補給するよう案内しています。

水分や塩分の摂取について医師から指示を受けている方は、自己判断で量を増やさず、その指示に従ってください。高齢の方や子どもと一緒に行く場合は、本人の「大丈夫」という言葉だけで判断せず、周囲が休憩と水分補給を促します。

時間帯だけで安全と決めないことが大切です

一般に日中の強い暑さを避けるため、朝の早い時間を選ぶ方法があります。ただし、朝でも湿度が高く、暑さ指数が高い日があります。夕方は墓地の閉門時刻や足元の暗さにも注意が必要です。

「朝なら必ず安全」「短時間なら大丈夫」と決めつけず、その日の暑さ指数、現地の日陰、参加者の体調を合わせて判断してください。墓地の時間帯や六曜の考え方は、お墓参りはいつ行く?時期・時間帯・六曜の考え方で整理しています。

現地では短時間にし、無理を感じる前に休みます

現地では、最初に日陰や休憩できる場所を確認します。掃除に取りかかる前に水分をとり、作業を始めた後もこまめに休憩してください。

次のような進め方にすると滞在時間を短くできます。

  1. 周囲の安全と足元を確認する
  2. 枯れた花や目立つごみを片付ける
  3. 無理のない範囲で墓石まわりを整える
  4. 供花やお供えを置き、短く手を合わせる
  5. 火気と持ち帰る物を確認して早めに退出する

掃除が終わらなくても、その日にすべて済ませる必要はありません。体調の変化を感じる前に日陰や冷房のある場所へ移動してください。

熱中症が疑われるときは、お参りを中止します

厚生労働省は、めまい、立ちくらみ、手足のしびれ、こむら返り、頭痛、吐き気、強いだるさなどを熱中症の症状として挙げています。

熱中症が疑われる場合は、すぐに作業とお参りを中止し、風通しのよい日陰や冷房のある場所へ移動します。衣服をゆるめ、首の周り、脇の下、脚の付け根などを冷やし、自力で飲める場合は水分・塩分を補給します。

自力で水が飲めない、呼びかけへの返事がおかしい、意識がない場合は、ためらわず救急車を呼んでください。症状が改善しない場合も、医療機関へ相談します。

行けないときは、家族で方法を分けます

暑さ、距離、体調のために本人がお墓へ行けないときは、次の方法があります。

  • 体調のよい家族が代表してお参りする
  • 掃除とお参りの日を分ける
  • 涼しい時期へ延期する
  • ご自宅で手を合わせる
  • 墓地管理者や専門事業者へ掃除・お参りの可否を確認する

代行を検討する場合は、作業範囲、写真報告、供花や線香の扱い、墓地管理者の許可、料金を事前に確認してください。お墓参り代行サービスの費用と選び方では、依頼前の確認点をまとめています。

よくある質問

お盆当日にお墓参りへ行けなくても問題ありませんか?

特定の日でなければならない決まりはありません。暑さ指数や体調に不安があるときは延期し、ご自宅で手を合わせるなど無理のない方法を選んでください。

朝早く行けば熱中症の心配はありませんか?

朝でも湿度や暑さ指数が高い日があります。時間帯だけで判断せず、当日の暑さ指数、日陰、参加者の体調、墓地の開門時間を確認してください。

高齢の家族が行きたがる場合はどうすればよいですか?

本人の希望を尊重しながら、暑さ指数が高い日は延期や短時間のお参りを提案します。同行者を付け、移動手段、日陰、休憩、水分補給を事前に準備してください。

掃除を途中でやめてもよいですか?

体調や暑さを優先し、途中でも中止してください。掃除を別日に分けたり、家族や専門事業者へ相談したりできます。

まとめ

暑い時期のお墓参りは、日付にこだわらず、暑さ指数と体調を確認して延期できる予定にします。朝でも安全とは限らないため、日陰と休憩場所を確認し、掃除を短く分け、水分、帽子、タオルなどを準備してください。

中本葬祭では、葬儀後の供養、法要、仏壇、墓石などのご相談も承っています。ご自身でお墓参りをするか、別の方法を選ぶか迷う場合は、資料請求・お問い合わせからご相談ください。

出典

確認日:2026年8月20日

  • 環境省「環境省熱中症予防情報サイト 暑さ指数とは?」
  • https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php
  • 厚生労働省「熱中症予防のために」
  • https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000212502.html
  • 新宮市「熱中症を予防しましょう!」
  • https://www.city.shingu.lg.jp/Info/2682
  • 那智勝浦町「『熱中症特別警戒アラート』を運用しています!」
  • https://www.town.nachikatsuura.wakayama.jp/info/1550
  • 中本葬祭「お墓参りの持ち物と手順|掃除・お供え・服装の確認事項」
  • https://nakamoto.jp/osousiki-manner2/omairi-manner-shingu/
  • 中本葬祭「お墓参りはいつ行く?時期・時間帯・六曜の考え方」
  • https://nakamoto.jp/osousiki-manner2/ohakamairi-itsu-iku/
  • 中本葬祭「お墓参り代行サービスの費用と選び方」
  • https://nakamoto.jp/kuyo/shingu-ohakamairi-daikou/

この記事の監修

中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター

平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。

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