ご家族を亡くされたばかりの方、あるいは終活をお考えの方にとって、ご仏壇を選ぶことは初めての経験である場合がほとんどです。「どのサイズを選べばいいのか」「宗派によって違いはあるのか」「どこに置けばよいのか」――そうした不安を抱えながら、大切なご先祖様やご家族をお祀りする場所を整えようとされているのではないでしょうか。新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町で、これまで年間300件以上のご葬儀に携わってきた私たちだからこそ、地域の住宅事情や菩提寺とのつながりを踏まえたご仏壇選びのお手伝いができます。
ご仏壇選びの基本|まず確認すべき3つのこと
ご仏壇を選ぶ際には、デザインや価格から入るのではなく、「①置き場所と寸法 → ②宗派・菩提寺の慣習 → ③種類・デザイン・予算」の順で検討されることをおすすめします。まずは設置予定の場所を決め、その空間の高さ・幅・奥行きを測っておきましょう。仏壇のサイズ表記の「幅」は扉を閉じた状態での幅を示していますので、扉を開いた状態の最大幅を考慮しなければならないという点に注意が必要です。
次に、ご自身の宗派を確認してください。お仏壇を購入するにあたり、最初に行わなければならないのが、ご自身の仏教・宗派の確認です。新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町では菩提寺をお持ちのご家庭が多く、特に真言宗や浄土宗、浄土真宗のご門徒が多くいらっしゃいます。宗派が分からない場合は、菩提寺のご住職やお世話になっているお寺にお尋ねになると確実です。
仏壇は、ご本尊(仏像や掛軸)を安置し、故人や先祖の位牌を祀る、家庭の小さなお寺です。ご本尊を礼拝する場所であると同時に、ご先祖様や故人を偲ぶ場所という二つの意味を持ちます。将来、お位牌が増える見込みがある場合は、仏壇内部の段(須弥壇)に納まる広さがあるか、繰り出し位牌などでまとめる方法も視野に入れておくとよいでしょう。
仏壇の種類とサイズ表記を知っておく
ご仏壇には大きく分けて3つの種類があります。種類は大きく3つ(金仏壇・唐木仏壇・モダン仏壇)、形状は2つ(台付き・上置き)で考えるとわかりやすいでしょう。
金仏壇は漆塗りに金箔や金粉を施した豪華な仏壇で、浄土真宗のご門徒に好まれる傾向があります。浄土真宗の2宗派については「金仏壇」を好んで使用される方が多いです。ただし、他の宗派でも金仏壇をお選びになることは何ら問題ありません。唐木仏壇は黒檀や紫檀などの木材を使った重厚で落ち着いた仏壇で、木目の美しさが特徴です。モダン仏壇(家具調仏壇)は、洋室やリビングに調和するデザインのもので、近年人気が高まっています。現代の住宅事情に合ったコンパクトなものが多く、一見お仏壇とは分からないオシャレな物もあります。
サイズ表記については、上置仏壇の場合は「号」、台付仏壇の場合は「尺」、金仏壇の場合は「代」という単位が使われます。1号は約3cm、1尺は約30cmです。上置き型は家具やタンスの上に置くタイプで、高さ30cmほどのミニ仏壇から50cm前後のものまでさまざまです。台付き型は床に直接置く大型のもので、背の高いチェストのような存在感があります。
座った状態で仏壇と向き合った際に、本尊が目線より少し上に位置するようにサイズを考えましょう。逆に高すぎるとお参りやお手入れの際に体への負担が大きくなりますので、ご年配の方は特にご注意ください。また、先祖から位牌や仏具を受け継いだ場合、購入する仏壇はそれらが入る大きさを選ぶ必要があります。
費用相場と内訳を知る(2026年時点)
ご仏壇の価格は、素材・工法・産地・装飾の質によって大きく変わります。目安はモダン(上置き)5〜30万円、唐木30〜100万円超、金仏壇50〜150万円超です。価格差は「素材(無垢か突板かプリントか)・工法・産地・金箔の質」で決まりますので、同じ「黒檀仏壇」でも無垢材とプリント化粧板では耐久性が全く異なります。
ご仏壇本体のほかに、ご本尊(仏像や掛軸)、お位牌、仏具(香炉・花立・燭台など)の費用も別途かかります。また、ご仏壇を新たに安置する際には開眼法要(魂入れ)を菩提寺にお願いするのが一般的ですので、お布施も念頭に置いておく必要があります。
ご予算や宗派、設置場所によって最適なご仏壇は異なりますので、専門店や葬儀社に実際のサイズや素材を確認しながら、ご家族で納得のいくものをお選びください。安いからといって品質を妥協すると、数年でいたみが出る場合もありますので、長く大切にお祀りできるものを選ばれることをおすすめします。
新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町での仏壇選び
新宮市をはじめとする熊野地域では、菩提寺との結びつきが深いご家庭が多く、ご仏壇を新調する際も菩提寺のご住職にご相談されるケースが一般的です。真言宗や浄土宗、浄土真宗など、宗派によってご本尊や仏具の並べ方に違いがありますので、事前に確認しておくと安心です。
当地域では昔ながらの木造住宅に仏間がある場合も多い一方、近年は新築やリフォームで洋室中心の間取りになり、リビングや和室の一角にご仏壇を置かれるご家庭も増えています。最近は家族の集まるリビングにお仏壇を置きたいという希望も増えており、大きなお仏壇からモダンなお仏壇やコンパクトなお仏壇への買替えの相談も増加しています。マンションや県営住宅にお住まいの方も、上置き型やモダン仏壇を選ばれることで無理なくご安置いただけます。
設置場所については、直射日光が当たらない風通しの良い場所がおすすめです。湿気の多い場所・エアコンの直風は木や接着部分を傷めますので注意してください。新宮市は温暖な気候ですが、特に夏場の湿気や潮風による影響も考慮し、風通しのよい環境を整えることが大切です。
向きについては、お仏壇の置く向きに絶対的な決まりはありません。南向きや東向きが伝統的には好まれますが、間取りや生活動線を優先してかまいません。ただし、神棚と向かい合わせになる方向は避けましょうとされていますので、神棚がある場合は配置にご留意ください。
よくある質問
仏壇は宗派によって種類が決まっているのですか?
ほとんどの宗派で仏壇の種類に決まりはありません。ただし浄土真宗では金仏壇が好まれる傾向があります。ご本尊や仏具の配置は宗派により異なりますので、菩提寺や葬儀社にご確認ください。
マンションに仏壇を置く場合、サイズはどう選べばよいですか?
上置き型やコンパクトなモダン仏壇がおすすめです。設置場所の高さ・幅・奥行きを測り、扉を開いたときのスペースも考慮してください。座ったときに本尊が目線より少し上に来る高さが理想です。
仏壇を置く向きに決まりはありますか?
絶対的な決まりはなく、南向きか東向きが一般的ですが、ご家族がお参りしやすい場所を優先してかまいません。直射日光やエアコンの風を避け、神棚と向かい合わせにならないよう配慮してください。
仏壇の価格相場はどのくらいですか?
モダン仏壇(上置き)で5〜30万円、唐木仏壇で30〜100万円超、金仏壇で50〜150万円超が目安です。素材や工法により価格は大きく変わりますので、実物を確認されることをおすすめします。
仏壇を購入した後、開眼法要は必要ですか?
ご本尊やお位牌を迎える際は、開眼供養(魂入れ)を菩提寺にお願いするのが一般的です。日程や作法については菩提寺のご住職にご相談ください。
まとめ
ご仏壇選びは、設置場所の寸法確認と宗派の把握から始めることが失敗を防ぐ第一歩です。金仏壇・唐木仏壇・モダン仏壇の3種類があり、形状も台付きと上置きに分かれます。価格は素材や工法によって幅広く、5万円台から150万円を超えるものまでさまざまです。新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町では菩提寺との結びつきが深く、宗派に応じたご本尊や仏具の配置が求められますので、事前に菩提寺や葬儀社にご相談されることをおすすめします。ご仏壇は長くご先祖様をお祀りする大切な場所ですから、ご家族が無理なく手を合わせられる場所と形を選び、心安らぐ供養の空間を整えてください。
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新宮市・那智勝浦町・太地町・紀宝町の葬儀相談
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この記事の監修
中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター
平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。
