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那智勝浦町斎場とは?施設内容や利用方法を地域の葬儀社が解説

那智勝浦町斎場とは?施設内容や利用方法を地域の葬儀社が解説

ご家族が亡くなり、「那智勝浦町斎場」という名前を耳にしても、どのような施設なのか、何ができるのか、すぐにはわかりにくいものです。斎場という言葉は地域や施設によって意味が異なり、通夜や葬儀式ができる式場を指すこともあれば、火葬だけを行う施設を指すこともあります。那智勝浦町斎場は後者にあたり、火葬のみを行う公営の火葬場です。通夜や告別式を執り行う式場ではありませんので、ご葬儀を予定されている方は別途会場を手配する必要があります。当記事では、那智勝浦町斎場の施設概要や利用方法、新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町での葬儀の流れを、地域に根ざした中本葬祭がわかりやすく解説いたします。

那智勝浦町斎場とは?施設の基本情報

那智勝浦町斎場は、那智勝浦町が運営する公営斎場ですが、通夜・葬儀式を執り行うことができる葬儀式場がありません。所在地は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町天満1991-2で、JR紀伊勝浦駅から車で約15分の場所にあります。施設の主な機能は火葬であり、火葬炉があるので、直葬を行うことができます。

原則として、宗教・宗派を問わずご利用いただけますので、仏式・神式・キリスト教式など、どのようなご信仰をお持ちのご家庭でもご利用可能です。火葬執行時刻より収骨までに要する時間は約150分程度となっており、待合ロビーや待合室が用意されております。ご収骨までの時間をご遺族や参列者がお待ちいただくスペースは確保されています。

那智勝浦町斎場は那智勝浦町による運営です。那智勝浦町民が使用可能で、使用価格が比較的安価に設定してあることもあるので、オフィシャルHPをご参照ください。那智勝浦町民でなくても、利用はできますが、高めの料金体系になります。利用に際しては、火葬場の利用には那智勝浦町役場など居住自治体から発行された死体火葬(埋葬)許可証が必要となりますので、事前に役場での手続きが必要です。

また、那智勝浦町斎場(公営)では、安置室や霊安室が用意されておりませんし、火葬を行う場合において霊柩自動車の運行がありません。その為、ご当家様にて葬儀業者・寝台業者への手配が必要となります。つまり、那智勝浦町斎場は火葬場としての機能に特化しており、葬儀の実務全般は葬儀社に依頼する必要があります。

「斎場」と「葬儀場」の違い―よくある誤解

「斎場」という言葉には二つの意味があり、混同されることが多いのが実情です。火葬場を併設している葬儀場には、よく「斎場」という名前がついています。そのため、「斎場」=「火葬場のある葬儀場」という認識が広く浸透しています。那智勝浦町斎場はこの「火葬場」としての斎場であり、通夜や告別式を執り行う式場ではありません。

一方で、斎場とは、通夜や葬儀式、告別式などの儀式を行う場所のことを指しますという理解も広く存在します。都市部の「○○市斎場」などは通夜・告別式・火葬がすべて行える複合施設であることが多く、那智勝浦町斎場とは異なる形態です。この違いを知らずに「那智勝浦町斎場で葬儀ができる」と思い込んでしまうと、直前になって式場探しに慌てることになりかねません。

私たち中本葬祭は新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町で年間300件以上のご葬儀をお手伝いしてきましたが、「斎場」という言葉の意味の違いで混乱されるご遺族は少なくありません。那智勝浦町斎場をご利用の際は、別途、通夜や告別式を執り行う会場(葬儀式場や民営斎場、ご自宅、地域の集会所など)が必要となります。

公営斎場は、「市営斎場」「町営斎場」などと言われるように市区町村が運営しています。ただし、市区町村は貸斎場として場所を提供するのみで、葬儀の運営に関することはノータッチです。遺体の搬送や納棺、祭壇づくり、弔電の受け付け等々、実務を頼むには葬儀社を別に選ぶ必要があります。那智勝浦町斎場も同様に、町が施設を運営しますが、葬儀の運営は葬儀社が担います。

したがって、那智勝浦町斎場をご利用になる場合でも、葬儀社への依頼は不可欠です。葬儀社がご遺体の搬送、ご納棺、祭壇の準備、式の進行、火葬の立ち会いまでを一貫してサポートいたします。

那智勝浦町斎場を利用した葬儀の流れと注意点

那智勝浦町斎場を使った葬儀の一般的な流れは以下の通りです。まず、ご逝去後、病院や施設からご自宅や葬儀社の安置施設にご遺体を搬送します。那智勝浦町斎場(公営)では、安置室や霊安室が用意されておりません。自宅にて故人様の安置が出来無い場合などは、集会場・宗教者様・民間の葬儀社様の施設で安置することとなります。

次に、通夜や告別式を執り行う会場を決めます。選択肢としては、中本葬祭のような民営葬儀式場、地域の集会所、ご自宅、またはお寺などがあります。那智勝浦町・新宮市・太地町・三重県紀宝町では、菩提寺(ぼだいじ:先祖代々お世話になっているお寺)をお持ちのご家庭が多く、家族葬であってもご住職に読経をお願いするのが一般的です。式場の選定と並行して、ご住職への日程調整も早めに行う必要があります。

通夜・告別式を執り行った後、那智勝浦町斎場へご出棺となります。ただし当地方には、全国的な流れとは異なる古くからの風習もあります。一般的には「通夜→告別式→ご出棺→火葬」という順序ですが、当地域では「告別式の日の朝に火葬場に向かい、ご収骨後に告別式を執り行う」形式を希望されるご家族も今なお多くいらっしゃいます。どちらの流れも可能ですので、ご希望に応じてご相談ください。

那智勝浦町斎場(公営)の使用をご希望される方は、役場にて予約をしてください。「死亡診断書(死体検案書)」にご記入を済ませてから印鑑(届出人)を持参の上、役場(土・日・祝日は時間外窓口)の窓口にて「埋火葬許可書」の交付を受けてください。火葬場の予約は、葬儀社が代行することも可能ですので、お気軽にお申し付けください。

炉前ホールで最後のお別れや宗教者様によるお勤めは5分-10分程度となります。その後、お柩が炉室に入るのを見送っていただきます。ご収骨までの約2時間半、待合室でお待ちいただき、係員の案内に従ってご収骨となります。町営斎場なので、斎場係員は公務員であるか、公務員に準じるので、斎場係員へお清め(金銭・物品)は渡してはいけません。この点もご注意ください。

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町での葬儀事情

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町は熊野地域として一体の文化圏を形成しており、葬儀の慣習もほぼ共通しています。三重県紀宝町は県境をまたぎますが、熊野川を挟んで新宮市と隣接し、生活圏・葬儀の慣習は新宮市と同じです。

当地域では菩提寺をお持ちのご家庭が多く、家族葬であっても菩提寺のご住職に読経をお願いするのが一般的です。宗派により式の進め方や作法が異なるため、事前に菩提寺へご相談いただくか、葬儀社経由でお尋ねいただくことをお勧めします。また、当地域ではご香典を辞退されるケースがかなり増えており、むしろご辞退されるケースが一般的と言って差し支えない状況です。ただしご香典の扱いはご遺族の判断に委ねられますので、辞退される場合は事前にその旨を周囲にお伝えすることでトラブルを防げます。

地域のつながりが深い土地柄のため、家族葬でも区長・組長への早めの連絡が望ましく、地区によってはご近所がお手伝いに来てくださる文化が今も残っています。那智勝浦町斎場のほか、新宮市斎場なども地域の中心的な火葬場として利用されていますが、都市部より混雑は少ないものの、繁忙期は日程調整が必要となる場合があります。

中本葬祭は那智勝浦町に本店を構え、新宮市・太地町にも式場を展開しております。当地域での豊富な施行実績と地域の慣習に精通したスタッフが、那智勝浦町斎場を利用した葬儀も含め、ご遺族のご希望に沿った形でサポートいたします。

よくある質問

那智勝浦町斎場で通夜や告別式はできますか?

那智勝浦町斎場は火葬専用の施設であり、通夜や告別式を執り行う式場はありません。別途、民営斎場やご自宅、地域の集会所などで式を行い、火葬のみ那智勝浦町斎場で行う形となります。

那智勝浦町斎場の利用料金はどのくらいですか?

那智勝浦町民の方であれば比較的安価に利用できますが、町外の方は高めの料金設定となります。正確な金額は那智勝浦町役場または葬儀社にお問い合わせください。

那智勝浦町斎場の予約はどうすればよいですか?

那智勝浦町役場にて予約が必要です。死亡診断書と印鑑を持参し、埋火葬許可証の交付を受けます。葬儀社が代行することも可能ですので、ご相談ください。

火葬にかかる時間はどのくらいですか?

火葬開始からご収骨までおよそ150分程度(約2時間半)です。待合室でお待ちいただけます。待合室での食事や喫煙はご遠慮ください。

那智勝浦町斎場は宗教・宗派を問わず利用できますか?

はい、原則として宗教・宗派を問わずご利用いただけます。仏式・神式・キリスト教式など、どのようなご信仰でも火葬可能です。

まとめ

那智勝浦町斎場は、那智勝浦町が運営する火葬専用の公営施設です。通夜や告別式を執り行う式場ではありませんので、別途会場を手配する必要があります。施設の利用には役場での手続きや葬儀社への依頼が不可欠であり、地域の慣習や菩提寺との調整も重要です。新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町では、地域のつながりが深く、菩提寺への連絡や区長・組長への報告も忘れずに行いましょう。那智勝浦町斎場をご利用の際は、事前に施設の内容や利用方法をよく理解し、信頼できる葬儀社と相談しながら準備を進めることで、故人様を安心してお送りすることができます。

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この記事の監修

中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター

平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。

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