中本葬祭ブログ

台風・大雨の日に葬儀へ参列するとき|移動・連絡・欠席の判断

雨の日の葬儀参列準備として屋内の傘立てと手荷物を整えたイメージ画像

台風や大雨の予報が出ている日に通夜・葬儀へ参列するとき、「予定どおり向かってよいか」「遅れそうな場合は誰へ連絡するか」「欠席すると失礼にならないか」と迷うことがあります。遠方からの移動や、高齢の方・子どもを伴う参列では、判断を早めに行うことが大切です。

葬儀は大切なお別れの場ですが、危険な状況で移動を続ける必要はありません。まず会場へ開催状況を確認し、気象庁、自治体、道路管理者、鉄道会社の情報を重ねて見ます。安全を確保できない場合は早めに連絡し、参列しない選択も含めて考えてください。

結論|会場確認と安全確認を分けて判断します

台風・大雨の日は、次の順に確認すると判断しやすくなります。

  1. 案内状や連絡先を見て、葬儀会場へ開催状況を確認する
  2. 出発地、移動経路、会場周辺の気象・避難情報を確認する
  3. 道路の通行規制または鉄道の運行情報を公式サイトで確認する
  4. 帰宅時間まで天候が悪化しないかを見る
  5. 安全を確保できなければ、遅刻・途中退席・欠席のいずれにするか会場へ連絡する

会場で式が行われることと、自宅から安全に移動できることは別の問題です。「式が予定どおりなら行ける」と決めず、自分が通る経路ごとに確認します。また、インターネット上の投稿や古い画面だけで判断せず、更新時刻が新しい公式情報を見てください。

前日までに会場へ確認したいこと

天候の悪化が予想される場合は、当日まで待たずに会場へ連絡します。中本葬祭の会場一覧から利用予定の会場を確認できます。

確認する内容は次のとおりです。

  • 通夜・葬儀の開始時刻や受付時刻に変更があるか
  • 参列者への連絡方法は電話、メール、家族の連絡網のどれか
  • 到着が遅れる場合、どこへ連絡するか
  • 駐車場や入口の案内に変更があるか
  • 焼香だけの参列や途中退席について相談できるか
  • 欠席する場合、香典・弔電・供花の辞退意向をどう確認するか

日程や開始時刻を参列者だけで推測しないでください。変更を決めるのは、ご遺族と葬儀を担当する会場です。連絡を受け取れるようにし、転送された案内は日時と送信元を確認します。

通常時の到着目安は葬儀の受付は何分前に到着するかで案内していますが、大雨の日に早く到着するため危険な時間帯へ出発する必要はありません。会場の案内と安全情報を優先してください。

気象情報は「今いる場所」と「通る場所」を確認します

気象庁の「キキクル」では、土砂災害、浸水害、洪水災害の危険度の高まりを地図上で確認できます。出発地と会場だけでなく、途中の河川沿い、低い土地、山沿いを通る場合は、移動経路の状況も見ます。

自治体から避難情報が発令されたとき、または気象庁の情報で危険度が高まっているときは、葬儀への移動より身の安全を確保する行動を優先します。新宮市は、防災行政無線の内容、風水害時の避難所、ハザードマップなどを防災情報ページで案内しています。那智勝浦町、太地町、紀宝町にいる方も、それぞれの自治体が発表する最新情報を確認してください。

「雨が弱くなったから大丈夫」とは限りません。雨が止んだ後も河川の増水、土砂災害、道路冠水、倒木などが残ることがあります。出発時だけでなく、式が終わって帰る時間帯まで予報と規制を確認します。

車で向かう場合は通行規制と帰路を確認します

車で向かう場合は、地図アプリの到着予想だけでなく、国土交通省、和歌山県、三重県など道路管理者の規制情報を確認します。道路情報は更新後に状況が変わることもあるため、表示時刻にも注意してください。

出発前に確認したい点は次のとおりです。

  • 通行止め、事前通行規制、片側交互通行の有無
  • 冠水、落石、倒木などの情報
  • 帰宅予定時刻の雨量・風の予報
  • 代替経路が安全か、慣れない細い道へ誘導されていないか
  • 運転者が無理なく往復できるか

冠水した道路へ入ったり、通行止めを避けるために状況の分からない山道へ進んだりしないでください。移動中に規制や危険を知った場合は、安全な場所へ止まり、引き返すことも含めて判断します。

鉄道や公共交通で向かう場合

鉄道で向かう方は、乗車前にJR西日本など利用する交通機関の公式運行情報を確認します。運転していても、折り返し運転、遅れ、途中駅での運転見合わせに変わることがあります。

確認するのは往路だけではありません。

  • 式の終了後に利用できる列車があるか
  • 代行輸送や振替輸送の案内が出ているか
  • 駅から会場までの移動手段を確保できるか
  • 運転再開見込みが未定の場合、待機場所を確保できるか

「運転再開見込み」は確定時刻ではありません。帰宅が難しくなる可能性があるときは、出発前に会場へ相談してください。

高齢の方や子どもを伴う場合は早めに見合わせます

歩行に不安がある方、車いすを使う方、聞こえにくさがある方、乳幼児を伴う方は、雨風の中での乗降、長時間の待機、急な経路変更が負担になることがあります。本人や付き添う家族だけで無理に対応せず、会場へ次の内容を具体的に伝えます。

  • 誰がどの移動手段で向かう予定か
  • 階段や長い歩行を避けたいか
  • 到着が遅れた場合に案内が必要か
  • 途中退席や休憩が必要か
  • 天候次第で欠席へ切り替える可能性があるか

移動時の介助も必要な場合は、車いすで葬儀に参列するときの準備も参考にしてください。ただし、災害の危険が高まっているときは、介助の有無にかかわらず移動を見合わせます。

遅刻・欠席を決めたら短く早く連絡します

安全を確認できない場合は、詳細な事情を長く説明する必要はありません。ご遺族は式の準備中であるため、案内された連絡先または会場へ、名前、参列予定だった式、現在の判断を短く伝えます。

連絡例は次のように整理できます。

本日の葬儀へ参列予定の○○です。移動経路に通行規制があり、安全を確認できないため参列を見合わせます。直前のご連絡となり申し訳ありません。心よりお悔やみ申し上げます。

到着が遅れる場合は「何分遅れる」と推測せず、現在地と交通状況、到着時刻が未定であることを伝えます。会場へ向かえる状態になっても、受付や式の進行を妨げない到着方法を確認してください。

欠席時の連絡や弔意の伝え方は、葬儀を欠席するときの連絡マナーも参考になります。

欠席後の弔意はご遺族の意向を先に確認します

欠席したからといって、弔電、供花、香典、後日の弔問をすべて行う必要はありません。家族葬では、香典・供花・弔問を辞退している場合があります。まず案内状や会場を通じて、ご遺族の意向を確認します。

香典を郵送する場合は、現金を普通郵便や宅配便で送らず、香典を現金書留で送る手順を確認してください。後日弔問する場合も、天候が落ち着いた後に、ご遺族の都合を尋ねてから予定します。

葬儀を行う家族側が準備しておきたい連絡

台風や大雨が予想される日に葬儀を行う場合、ご家族は会場と相談し、参列者への連絡方法を一つにまとめます。

  • 変更を伝える担当者を決める
  • 連絡先一覧を用意する
  • 「予定どおり」「時刻変更」「参列を控えてほしい」を明確にする
  • 高齢者や遠方の方へ早めに個別連絡する
  • 香典、供花、後日弔問の辞退意向も一緒に伝える
  • 情報が変わったときの次回連絡時刻を伝える

「無理をせず来てください」だけでは、参列者が判断に迷うことがあります。「道路・交通機関の安全を確認できない場合は参列を控えてください」「欠席の連絡は会場へお願いします」のように、行動が分かる言葉にします。

よくある質問

葬儀が予定どおりなら、警報が出ていても向かうべきですか?

いいえ。会場の開催状況と、出発地・移動経路・会場周辺の安全は分けて確認します。避難情報や気象・道路情報で危険が示されている場合は、安全確保を優先し、会場へ欠席または遅刻を連絡してください。

交通機関の運転再開を待ってから向かってもよいですか?

帰路を含めて安全を確認でき、会場から参列可能と案内された場合に判断します。運転再開見込みが未定のときや、再び運転を見合わせる可能性があるときは、無理に移動しません。

大雨で当日欠席すると失礼になりますか?

安全を確保できないための欠席は、早めに短く連絡します。欠席後の弔電、香典、供花、後日弔問は、ご遺族の辞退意向を確認してから選んでください。

葬儀の日程変更はどこで確認しますか?

ご遺族から指定された連絡方法、または葬儀会場へ確認します。SNSの投稿や人づての情報だけで判断せず、日時と会場名を直接確かめてください。

まとめ

台風・大雨の日の葬儀参列は、会場の開催状況、気象・避難情報、道路・鉄道情報、帰路の安全を順に確認します。式が行われていても、安全に往復できない場合は移動を見合わせ、会場へ早めに連絡してください。

中本葬祭の各会場で行われる葬儀について、天候による案内や到着方法を確認したい方は、案内状に記載された会場へご連絡ください。会場が分からない場合は、資料請求・お問い合わせから確認できます。お急ぎの場合は24時間対応しています。

出典

確認日:2026年8月30日

  • 気象庁「キキクル」
  • https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/riskmap.html
  • 気象庁「新たな防災気象情報について(令和8年~)」
  • https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/keiho-update2026/
  • 国土交通省「道路情報提供システム」
  • https://www.road-info-prvs.mlit.go.jp/roadinfo/sp/spTop_00_0.html
  • 和歌山県「道路保全課」
  • https://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/080300/080300/index.html
  • 三重県「三重県の道路」
  • https://www.pref.mie.lg.jp/DOROKI/HP/
  • JR西日本「運行情報発信の取り組み」
  • https://www.jr-odekake.net/railroad/service/info.html
  • 新宮市「防災情報」
  • https://www.city.shingu.lg.jp/mg/3
  • 中本葬祭「中本葬祭グループの葬儀会場」
  • https://nakamoto.jp/sisetu/

この記事の監修

中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター

平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。

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