中本葬祭ブログ

葬儀費用のローン審査を解説|分割払いと金利の基礎知識

葬儀費用のローン審査を解説|分割払いと金利の基礎知識

葬儀費用のローンとは?分割払いの基本

突然のご不幸に際して、葬儀費用をすぐにご用意できないというご相談は、新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町でも少なくありません。私たち中本葬祭では、年間300件以上のお葬式を施行する中で、「手元に現金が足りない」「故人の口座が凍結されて引き出せない」「香典を充てるつもりだったが間に合わない」といったご不安の声を数多くお聞きしてきました。

葬儀ローンとは、葬儀費用を分割払いにできる金融サービスです。喪主の方が金融機関や信販会社などから借り入れを行い、葬儀費用を支払ったうえで分割して返済していく仕組みです。ご利用には審査があり、年齢・職業・勤務年数・年収・既存の借入状況などを総合的に調べる与信審査を経て融資が決まります。

葬儀費用は一般的に葬儀後1週間から10日以内のお支払いが求められることが多いため、一時的にまとまった現金を用意できない場合に、葬儀ローンや分割払いが選択肢となります。ただし、ローンは「お金を借りること」ですので、金利や手数料が発生し、総支払額は一括払いより増えることを理解しておく必要があります。

葬儀費用の支払い方法は葬儀社により異なりますので、事前に確認されることをお勧めします。中本葬祭でも、ご遺族のご事情に応じた支払い方法のご相談を承っております。

ローン審査の種類と通りやすさの違い

葬儀費用の分割払いには、大きく分けて「葬儀社が提携する信販会社のローン」と「銀行・信用金庫などのローン」の2種類があります。それぞれ審査の厳しさ・スピード・金利に違いがあり、ご自身の状況に合わせて選ぶことが大切です。

信販会社提携ローン

葬儀社提携の信販系ローンは、JACCS(ジャックス)やオリコなどが代表的で、葬儀の打ち合わせ時にその場で申し込みが可能です。特徴は審査スピードが非常に速く、手続きが簡便なことにあります。審査結果が出るまでの時間は早ければ30分〜1時間程度で、土日祝日でも審査を受け付けている会社が多く、葬儀の打ち合わせ中にその場で可否がわかることも珍しくありません。

一方で、金利は銀行系に比べてやや高め(年利6%〜15%程度)に設定される傾向があります。支払い回数は一般的に最長36回までで、自分の支払い能力に合わせて選択が可能です。葬儀までの時間が限られている場合、審査が早い信販会社のローンが選ばれることがほとんどです。

銀行・信用金庫のローン

銀行系ローンは、フリーローンや多目的ローンとして申し込みます。金利が低め(年利3%〜10%程度)というメリットがありますが、審査が厳格で、融資実行までに数日〜数週間かかるケースが一般的です。必要書類も多く、借入金額によっては収入証明書や住民票の提出が求められます。

労働金庫や信用金庫も同様で、金利は低いものの審査は厳しめです。葬儀費用の支払期限に間に合うよう、余裕を持って申し込むことが重要です。

新宮市や那智勝浦町など当地域でも、地元の金融機関をご利用になる方がいらっしゃいますが、審査に時間がかかることを考慮し、早めにご相談されることをお勧めしています。

審査に通るための条件と通らないケース

葬儀ローンの審査では、「属性情報」と「信用情報」の2つが確認されます。審査に通らない場合もありますので、事前に理解しておくことが大切です。

審査でチェックされる主な項目

ローン審査では、年収や勤務状況・他社の借入状況などの返済能力が総合的に判断されます。年金受給者やパートの方でも、継続的な収入があれば対象となる場合があります。基本的には本人確認書類(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなど)があれば申し込み可能ですが、借入希望額が高額な場合は源泉徴収票などの収入証明書が必要になることがあります。

審査に通りにくいケース

過去にクレジットカードや携帯電話料金、他社ローンの支払いを滞納した履歴(いわゆるブラックリスト)がある場合、審査に通るのは非常に難しくなります。年収に対して借入希望額が大きすぎる場合や、勤続年数が極端に短い場合、または無職で安定した収入がない場合は「返済能力がない」と判断される可能性があります。

申し込み時の年齢が70歳や75歳を超えている場合、完済時の年齢が高くなるため審査が厳しくなります。この場合、定職に就いている連帯保証人を立てることで審査に通るケースもあります。当地域は高齢化が進んでおり、ご高齢の方が喪主を務められることも多いですが、年齢制限には注意が必要です。

審査に不安がある場合は、葬儀社に正直にご相談ください。プランの見直しや別の支払い方法など、柔軟に対応できる場合があります。中本葬祭でも、ご事情に応じた最適なご提案を心がけております。

費用相場と金利負担について(2026年時点)

2026年時点での一般的な葬儀費用とローン利用時の金利負担について、相場をご紹介します。ただし、地域や葬儀の規模により異なりますので、あくまで目安としてお考えください。

葬儀費用の相場

葬儀費用の全国平均は火葬料金を含めて約127万円という調査結果があり、火葬料金を除いた平均金額は約123万円です。新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町では、家族葬を中心に、これより費用を抑えた形式を選ばれる方も増えています。

葬儀費用には、葬儀社に支払う基本料金のほか、お寺へのお布施、火葬場の料金、返礼品、会食費などが含まれます。このうち、葬儀ローンによって支払うことができるのは、葬儀社に直接支払う費用だけです。僧侶に支払うお布施や飲食店に支払う会食費などは、原則として葬儀ローンの対象とはなりません。

金利と総支払額の目安

葬儀ローンは、実質年利7〜10%で金利がかかるため、実際にかかった費用より支払い総額が多くなってしまいます。例えば100万円を年利10%で2年間(24回払い)で返済する場合、利息は約11万円となり、総支払額は約111万円になります。分割回数が増えるほど利息負担も増えますので、無理のない範囲でなるべく早く完済する計画が望ましいです。

金利や手数料の正確な金額は、ご利用になる信販会社や金融機関により異なります。契約前に必ず総支払額をご確認ください。中本葬祭では、お見積もりの段階で分割払いをご希望の場合、その旨をお伝えいただければ丁寧にご説明いたします。

お葬式の費用について詳しくお知りになりたい方は、中本葬祭の葬儀費用のご案内をご覧ください。

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町でのご相談

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町は、熊野地域として古くからのつながりが深く、地域の方々の結びつきも強い土地柄です。葬儀の際には菩提寺のご住職にお願いすることが一般的で、葬儀費用にはお布施も含めた全体の資金計画が必要になります。

当地域では、ご香典を辞退されるケースが増えており、「香典を葬儀費用に充てる」という従来の想定が難しくなっているのも事実です。そのため、事前にどの程度の費用がかかるのか、どのような支払い方法があるのかを知っておくことが、いざというときの安心につながります。

中本葬祭では、お電話やご来館でのご相談時に、費用の内訳や支払い方法について丁寧にご説明しております。分割払いをご希望の場合も、提携している信販会社のローンをご案内できますので、お気軽にお申し付けください。地域の実情を熟知した葬儀社として、ご家族のご事情に寄り添ったご提案を心がけております。

また、当地域の火葬場の日程や、地域特有の慣習(朝に火葬を行う流れなど)についても、ご不明な点があればいつでもお尋ねください。

よくある質問

葬儀ローンの審査は何日くらいかかりますか?

葬儀社提携の信販会社ローンなら、早ければ30分〜1時間、遅くとも当日中に結果が分かることが多いです。銀行系ローンは数日〜数週間かかる場合があります。葬儀までの時間を考慮してお選びください。

年金受給者でも葬儀ローンは組めますか?

年金も継続的な収入とみなされますので、審査の対象になります。ただし年齢制限(完済時70歳以下など)がある場合が多いため、高齢の方は事前に葬儀社や金融機関にご確認ください。

審査に落ちた場合、葬儀費用はどうすればいいですか?

葬儀プランの見直しや、クレジットカード払い、葬儀社との分割相談など、複数の選択肢があります。まずは葬儀社に正直にご相談ください。地域やご事情に応じて柔軟に対応できる場合があります。

葬儀ローンで支払えるのは葬儀社への費用だけですか?

はい。葬儀ローンは原則として葬儀社に支払う費用が対象です。お寺へのお布施や会食費、返礼品代などは別途現金でのお支払いが必要になることが多いです。詳しくは葬儀社にご確認ください。

分割払いの回数は何回まで選べますか?

信販会社提携ローンの場合、一般的には最長36回(3年)まで選択できます。回数が増えるほど月々の負担は減りますが、利息負担が増えますので、無理のない範囲で早めの完済をお勧めします。

まとめ

葬儀費用のローンや分割払いは、突然の出費に備えた現実的な選択肢のひとつです。審査には「信販会社提携ローン」と「銀行系ローン」があり、それぞれスピード・金利・審査基準が異なります。信販会社は審査が早く通りやすい一方で金利はやや高め、銀行は金利が低いものの時間がかかるという特徴があります。

審査では、年収・勤務状況・信用情報・年齢などが総合的にチェックされます。年金受給者や高齢の方でも審査対象になりますが、年齢制限には注意が必要です。また、金利により総支払額は一括払いより増えますので、返済計画を慎重に立てることが大切です。

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町では、地域のつながりや菩提寺との関係を大切にしながら、ご家族のご事情に応じた葬儀が行われています。費用や支払い方法についてご不安がある場合は、遠慮なく葬儀社にご相談ください。

公的機関の確認先

制度、期限、必要書類は変更される場合があります。手続き前に、次の公的機関の最新情報をご確認ください。確認日 2026年7月22日。

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この記事の監修

中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター

平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。

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