中本葬祭ブログ

ご遺影のサイズと規格|四つ切とは?新宮市での写真選び

ご遺影のサイズと規格|四つ切とは?新宮市での写真選び

突然のご不幸に際し、ご遺影の準備が必要になったとき、「どのサイズが適切なのか」「四つ切とは何か」と戸惑われる方は少なくありません。ご遺影はお通夜・ご葬儀の祭壇に飾られ、その後も長くご自宅でご供養の対象となる大切な写真です。当地域で年間300件以上の葬儀をお手伝いしてきた中本葬祭が、ご遺影のサイズ規格と写真選びのポイントを、新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町での実例をもとに丁寧にご案内いたします。

ご遺影写真のサイズと規格の基本

ご遺影写真のサイズには厳密な決まりはありませんが、飾る場所や用途に応じて一般的なサイズがあります。基本的に、遺影写真のサイズに決まりはありません。ただし、実際の葬儀の現場では、祭壇用と焼香台用(ご自宅用)の2種類を準備するのが一般的です。

祭壇用のご遺影サイズ

祭壇用の遺影のサイズは、四つ切りサイズ(254mm×305mm)、もしくはA4サイズ(210mm×297mm)が一般的です。葬儀会場の後方に座られる参列者の方々にもお顔がはっきりと見えるよう、大きめのサイズが選ばれます。四つ切(よつぎり)サイズは写真の規格の一つで、A4サイズよりもやや大きく、存在感があります。

当地域では、地域のつながりが深い土地柄のため、参列される方が後方席からもご覧になることを想定し、四つ切サイズを選ばれるご家族が多い傾向にあります。特に一般葬では会場の広さを考慮して四つ切サイズ、家族葬など比較的小規模な葬儀ではA4サイズでも問題ございません。

焼香台用・ご自宅用のご遺影サイズ

焼香台には、L判サイズ(89mm×127mm)または、小キャビネサイズ(120mm×165mm)、2Lサイズ(127mm×178mm)といった小さいサイズの遺影写真を飾るのが一般的です。焼香台用のご遺影は、葬儀終了後にご自宅の仏壇やお部屋に飾ることを想定して準備されるため、小さめのサイズが好まれます。

四十九日法要までは後飾り祭壇(中陰壇)にお飾りし、その後はご仏壇の近くやリビングなどに飾られる方が多くいらっしゃいます。新宮市や那智勝浦町では菩提寺をお持ちのご家庭が多く、法要のたびにご遺影を飾り直されるご家族もおられますので、扱いやすいサイズを選ばれることをおすすめいたします。

ご遺影写真の選び方と押さえておきたいポイント

ご遺影に使う写真選びには、いくつか押さえておきたいポイントがございます。写真の状態によって、引き伸ばしたときの仕上がりが大きく変わるためです。

ピントがしっかり合っていること(最重要)

家族葬の遺影写真を選ぶ際は、ピントが合っているものを選びましょう。近年、画像の荒さは編集で加工できますが、ピントの調整はほぼ不可能なためです。ご遺影は元の写真を大きく引き伸ばして作成するため、ピントが合っていない写真では、お顔全体がぼやけた印象になってしまいます。

特に四つ切サイズのように大きく引き伸ばす場合、スナップ写真でも目や鼻筋にピントが合っているかどうかを必ずご確認ください。画面の明るさや背景、ご一緒に写っている方などは加工で調整できますが、ピントだけは後から修正することができません。

画素数は200万画素以上が目安

遺影に使用する写真の画素数が小さすぎると、サイズ変更で写真を大きく引き伸ばした時に、画質が粗くなってしまう可能性があります。故人の顔が葬儀の参列者に鮮明に見えるよう、写真はできるだけ画素数が200万画素以上のものを選ぶことが大切です。

最近のスマートフォンやデジタルカメラで撮影された写真であれば、ほとんどの場合200万画素以上ありますので心配ございません。古い携帯電話で撮影された写真や、証明写真のように元々小さいサイズの写真は、画質が粗くなる可能性がありますのでご注意ください。

故人らしい表情とお顔の大きさ

遺影写真は故人の印象が伝わりやすい写真が好ましいです。和装姿で硬い表情の写真が使用されていた時代もありますが、現在は故人の自然体な姿が写っている写真が選ばれることが増えています。新宮市や那智勝浦町でも、旅行先での笑顔の写真や、趣味を楽しまれているお写真など、故人らしさが伝わるものを選ばれるご家族が増えております。

また、お顔ができるだけ大きく写っている写真を選びましょう。集合写真のように小さく写っている場合でも、お顔の部分だけを切り抜いて拡大することは可能ですが、元々お顔が大きく写っている写真のほうが、引き伸ばしたときにぼやけにくくなります。

撮影時期と服装について

遺影は故人の面影が感じられる写真が相応しいので、なるべく1~5年以内に撮られた写真を用いましょう。若すぎる写真や闘病中の写真は、参列者の故人に対するイメージとのギャップが生まれてしまいます。ただし、闘病期間が長かった場合などは、お元気だった頃の少し前の写真を選ばれても問題ございません。

服装につきましても、喪服や正装でなくとも構いません。背景や服装は、葬儀社や写真加工の専門業者に依頼することで、ご遺影にふさわしい形に修正することが可能です。大切なのは、故人らしさが伝わる自然な表情が写っているかどうかです。

ご遺影写真の費用相場と内訳

ご遺影写真の作成にかかる費用は、どこに依頼するか、どの程度加工が必要かによって異なります。2026年時点での一般的な相場をご案内いたします。

葬儀社に依頼する場合

遺影写真の作成を葬儀社に依頼した場合の相場は、大体、1万円から3万円ほどになります。遺影写真の撮影だけでなく、フォトフレームやリボンなど遺影写真の装飾代が5,000円程度かかるため、結果的にトータルで3万円程度かかることが一般的です。

多くの葬儀社では、ご遺影の準備(写真のお預かり、加工、プリント、額縁装飾)が葬儀プランに含まれておりますので、別途費用が発生しないことも多くございます。中本葬祭でも各プランにご遺影の準備が含まれておりますので、ご安心ください。

写真店や加工業者に依頼する場合

当然ですが業者によって加工・修正にかかる費用は異なってくるのですが、相場としては5000円~7000円程度となっています。写真店やカメラ店などに直接依頼される場合は、葬儀社を通すよりも費用を抑えられることがあります。ただし、お急ぎの場合や背景の大幅な変更、複数人が写っている写真からの切り抜きなど、加工内容が複雑になると追加費用がかかることがあります。

額縁につきましても、黒や白などの落ち着いた色が一般的ですが、近年は故人のお人柄に合わせてピンクやシルバーなど明るい色を選ばれる方も増えております。額縁の費用は5,000円〜1万円程度が目安です。

正確な費用や加工内容につきましては、お写真の状態やご希望される仕上がりによって異なりますので、事前にご確認いただくことをおすすめいたします。

新宮市・那智勝浦町・太地町・紀宝町でのご遺影準備のケース

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町での葬儀では、地域ならではのご遺影準備のケースがございます。

朝火葬の場合のご遺影準備

当地域には、告別式の日の朝に火葬場へ向かい、ご収骨後に告別式を執り行う風習が古くから残っております。この場合、ご遺影は告別式までに準備する必要があるため、通常よりも早めにお写真をお預かりすることがございます。お急ぎの場合でも、ご遺影の加工は最短で当日対応が可能な業者もございますので、ご安心ください。

菩提寺との調整とご遺影

新宮市や那智勝浦町では菩提寺をお持ちのご家庭が多く、家族葬であってもご住職に読経をお願いするのが一般的です。菩提寺のご住職がご遺影を拝見されることも多いため、故人らしさが伝わる丁寧なご遺影を準備されることをおすすめいたします。宗派によって祭壇の飾り方が異なることもありますので、ご遺影のサイズや飾り方につきましても、事前に葬儀社へご相談ください。

地域コミュニティへの配慮

当地域は地域のつながりが深い土地柄のため、家族葬であっても区長や組長への早めのご連絡が望ましいとされています。ご近所の方々がお手伝いに来てくださる文化が今も残る地区もございますので、ご遺影はご近所の方々にも故人を偲んでいただけるよう、お顔がはっきりとわかる写真を選ばれることをおすすめいたします。

複数のサイズを準備されるケース

紀宝町は三重県に属しますが、熊野川を挟んで新宮市と隣接し、生活圏・文化圏は新宮市と一体です。同じ熊野地域として、葬儀の慣習も共通しております。当地域では、祭壇用の四つ切サイズと、ご自宅用のL判サイズの2種類を準備されるご家族が多くいらっしゃいます。また、遠方のご親族に配るため、小さいサイズを複数枚準備されるケースもございます。

よくある質問

ご遺影写真はいつまでに準備すればよいですか?

お通夜までに準備する必要がございます。当地域では朝火葬のケースもあるため、お早めにお写真をお預けください。お急ぎの場合でも対応可能ですので、まずは葬儀社にご相談ください。

集合写真しかない場合はどうすればよいですか?

集合写真からお顔の部分だけを切り抜いて、ご遺影として加工することが可能です。背景や周囲の方の写り込みも修正できますので、故人が大きく写っており、ピントが合っていればご遺影としてお使いいただけます。

スマートフォンの写真でも大丈夫ですか?

最近のスマートフォンで撮影された写真であれば、画素数も十分ですので問題ございません。ただし、ピントが合っているか、お顔が十分な大きさで写っているかを必ずご確認ください。データでお預かりすることも可能です。

ご遺影の額縁は黒でないといけませんか?

額縁の色に決まりはございません。黒や白が一般的ですが、近年は故人のお好みに合わせてピンクやシルバー、木目調など明るい色を選ばれる方も増えております。葬儀後もご自宅に飾ることを考慮してお選びください。

生前にご遺影を準備することはできますか?

はい、可能です。終活の一環として、ご自身で気に入った写真をご遺影用に準備される方が増えております。写真館で撮影されることも、お手持ちの写真を加工されることもできます。ご希望の場合は、ご家族と共有しておくことをおすすめいたします。

まとめ

ご遺影のサイズは、祭壇用には四つ切サイズ(254mm×305mm)またはA4サイズ、ご自宅用にはL判サイズなど小さめのサイズが一般的です。写真選びでは、ピントが合っていること、画素数が200万画素以上あること、故人らしい表情が写っていることが重要なポイントとなります。

新宮市・那智勝浦町・太地町・三重県紀宝町では、朝火葬の風習や菩提寺との関係、地域コミュニティとのつながりなど、地域特有の事情を考慮したご遺影準備が求められます。費用は葬儀プランに含まれることが多く、お急ぎの場合でも対応可能ですので、まずは葬儀社にご相談されることをおすすめいたします。

ご遺影は葬儀だけでなく、その後も長くご自宅でご供養の対象となる大切な写真です。故人を偲ぶご家族の心の支えとなるよう、丁寧にお選びいただければ幸いです。

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この記事の監修

中本 吉保(なかもと よしやす)/専務取締役・厚生労働省認定 1級葬祭ディレクター

平成12年(2000年)に中本葬祭を創業。以来25年以上・7,500件以上のご葬儀に携わり、「どうすれば故人様が喜んでくださるか」を考え続けています。

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